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アマ東京五輪代表がテストマッチ 田中亮明&岡澤セオンら実戦感覚磨く

2021年3月23日 20時43分

 アマチュアの全日本男子チームが23日、茨城県水戸市のアダストリアみとアリーナで行っていた第8回強化合宿を終えた。東京五輪出場が内定しているフライ級の田中亮明(岐阜・中京高教員)とウェルター級の岡澤セオン(鹿児島県体育協会=写真)らがオンラインで取材に応じた。

 今回の合宿では東京五輪本番を想定した“テストマッチ”が行われた。各選手がリミットまで体重を落とし、17日から本番のトーナメントと同じ1日おきに全日本上位の選手と試合をした。各選手が計4試合を行った。

 会見した田中は「久しぶりに52キロに落として1年ぶりの試合にしてはいい動きができたかなと思う。(五輪と同じ)8日間、体重を作りながら試合ができたので、自信を持って次の試合に臨めそうです」とコメント。

 岡澤も「久しぶりに判定が出る試合ということで、緊張感を持ってやれたのはすごくよかったし、動き自体は悪くない。課題を修正していければオリンピックでもいい結果が出せると思えた」と合宿に手応えを感じたようだ。

 新型コロナウイルスの影響により、2月に世界最終予選の中止が決定。最終予選に出場予定だったフェザー級の堤駿斗(東洋大)や梅村は五輪への望みが絶たれた。

 これに関して田中は「2人ともすごくいいボクシングをしていて、一緒にオリンピックに出られないのは残念。代わりにはならないかもしれないけど、最終予選に出られなかった人の分までオリンピックでがんばりたい」と決意表明。岡澤は「梅村とかは最終予選の道が絶たれても次の目標に向かってがんばっている。個人競技ですけど同じチームとして、日本のボクシングがいい結果を残せるようにみんなで高めあっていきたい」とチーム一丸を強調した。

 日本代表の今後の予定は決まっていないが、5月10日からロシアで国際大会があり、同月21日にはインドでアジア選手権が開幕する。連盟は今後の状況を見極めて選手の派遣を決めるという。

 なお、ライト級の成松大介(自衛隊)とミドル級の森脇唯人(自衛隊)はけがで合宿をまっとうできなかったが、本博国・強化委員長によると両選手ともオリンピックには十分に間に合うという。

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