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寺地拳四朗が一夜明け会見 “具志堅超え”&4団体統一にあらためて意欲

2021年4月25日 11時38分

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの寺地拳四朗(BMB)が試合から一夜明けた25日、所属のBMBジムからオンラインで記者会見を開いた。拳四朗は24日、久田哲也(ハラダ)に大差判定勝ちを収め、8度目の防衛を成功させた。

オンラインで会見した拳四朗と寺地会長

 1年4ヶ月ぶりの試合はチャレンジャーに力の差を見せつけて3-0判定勝ち(119-108、118-109×2)。とはいえいつもとは勝手が違ったようで「久しぶりもあったし、緊張感もあったので疲れがどっときた。筋肉痛もきてます」と一夜明けた状態を説明した。

 試合内容については、「相手を休憩させないようにしてたけど、ちょっと休憩させた場面もいま考えたら多かったかなと思う。もうちょっと攻め続けられたらよかった。8オンスだとちょっと被弾が怖かったというのはあります。14オンスとは感覚が全然違いましたね」と振り返り、ブランクの影響を否定しなかった。

 今後については、「他団体のベルトもなんですけど、一番は14回を超えるということ。14回いきながらベルトを獲っていくのが目標です」と従来通り“具志堅超え”を強調。年3回の試合を希望しており、計画通りにいけば年内に10度の防衛に届くが、「こんな時期(コロナ)なんでうまくいくかわからないですけど」と苦笑いした。

 しばらくは京都の実家で過ごし、拠点にしている東京に戻ってからトレーニングを再開する。スケジュールのめどは立てておらず、しばらくは休養に入る。

■国内世界王者連続防衛記録
13 具志堅用高 WBA・J・フライ級
12 山中慎介 WBCバンタム級
11 内山高志 WBA・S・フライ級
10 長谷川穂積 WBCバンタム級
9 勇利アルバチャコフ WBCフライ級
8 徳山昌守 WBC・S・フライ級
8 亀田興毅 WBAバンタム級
8 寺地拳四朗 WBC・L・フライ級
7 新井田豊 WBAミニマム級
7 西岡利晃 WBC・S・バンタム級
7 井上尚弥 WBO・S・フライ級
7 田口良一 WBA・L・フライ級

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