4月の月間MVPは小原佳太、敢闘賞は松永宏信 両日本王者が受賞
2021年5月10日 16時01分
2021年5月10日 10時52分
WBO世界L・フライ級王者のエルウィン・ソト(メキシコ)が8日、アメリカのAT&Tスタジアムで2階級制覇を目指した高山勝成(寝屋川石田)を下して3度目の防衛に成功した。日本人世界王者が2人、さらには有力選手も控えるL・フライ級戦線の今後を占ってみた。
ソトは戦前にこの試合に勝った先には統一戦を希望していた。となれば相手はだれか今年に入ってマッチルームと契約したソトに先立ち、去年マッチルームの傘下に入ったのがWBAスーパー王者の京口紘人(ワタナベ)だ。こちらは3月にダラスで防衛に成功しており、もしソトと対戦できるなら望むところだろう。
こうなるとWBC王者の寺地拳四朗(BMB)も黙っているわけにはいかない。4月に久田哲也(ハラダ)を下して防衛テープを8に伸ばした拳四朗は4団体で最多防衛のチャンピオンであり、日本記録のV13とともに、4団体統一もターゲットにしている。もし京口とソトの試合が実現するなら、その勝者との対戦を思い描くのは当然だ。
もし可能なら、拳四朗が19年12月に一度は対戦が決まったIBF王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)と統一戦を行い、その勝者が京口vs.ソトの勝者と真の世界王者を決めるというトーナメント形式にしても面白いだろう。
さらに現世界王者だけでなく、L・フライ級には今回のソト戦でいまだ世界トップと十分に渡り合えることを示したベテランの高山、WBC2位を筆頭に4団体で世界ランキング入りしている若き日本チャンピオンの矢吹正道(緑)も控えている。
統一戦がどのような形で進んでいくのか、日本人選手がいかに世界タイトルマッチに絡んでいくのか、舞台は海外なのか日本なのか、拳四朗の具志堅超えは実現するのか――テーマが盛りだくさんのL・フライ級からますます目が離せなくなってきた。
■L・フライ級世界王者
WBAスーパー 京口紘人(ワタナベ)
WBA カルロス・カニサレス(ベネズエラ)
WBC 寺地拳四朗(BMB)
IBF フェリックス・アルバラード(ニカラグア)
WBO エルウィン・ソト(メキシコ)
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