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カネロの4団体統一戦の行方は? IBF王者プラントと交渉へ

2021年5月10日 10時12分

 S・ミドル級で3団体統一に成功したサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が4団体統一に向けて動き出す。現地時間8日、カネロがAT&TスタジアムでWBO王者ビリー・ジョー・サンダース(英)を下した後、マッチルームボクシングのプロモーター、エディ・ハーン氏は「柔軟に対応する」とカネロとIBF王者カレブ・プラント(英)との4団体統一戦を後押しする考えを示した。

カネロは8日、7万人超の観衆を集めて3団体統一に成功した

 カネロは昨年12月のカラム・スミス(英)戦、今回のサンダース戦と順調にS・ミドル級4団体統一に向けて進んできたが、これはスミスもサンダースもマッチルームの傘下であり、放送のプラットフォームもDAZNだったため実現までの道のりはスムーズだった。

 しかし、プラントはプレミアボクシングチャンピオンズ(PBC)傘下の選手で、こちらはFOXとショータイムをプラットフォームとしている。つまりPBCとの交渉を成立させなければカネロvs.プラントは開催できないというわけだ。

 ボクシングシーンによると、ここ6試合でカネロとパートナーシップを結んできたハーン氏は、カネロがどこのプラットフォームとも契約していないフリーエージェントであり、この件に関して柔軟に対応することを強調。さらにDAZNとFOXがこの試合を実現するために十分なオファーを提示することに期待を寄せた。

 既に9月18日という日程まで報じられる中、PBCの顧問であるアル・ヘイモン氏、プラント陣営がどのような判断をするのか。今後の交渉に注目だ。Photo by Ed Mulholland / Matchroom

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