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ネリついに初黒星 フィゲロア7回KO勝ちで9月に統一戦

2021年5月16日 15時09分

 15日(日本時間16日)米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークでゴングが鳴ったS・バンタム級タイトルマッチは、WBAレギュラー王者ブランドン・フィゲロア(米)がWBC・S・バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ=写真)に7回2分18秒KO勝ち。WBC王座を獲得し、9月に予定されるWBO王者スティーブン・フルトン(米)との統一戦に駒を進めた。

フィゲロア(左)は好戦的なスタイルでネリを攻略した

 会場は観客の入場制限が実施されたが、ネリを応援するメキシコのファンも少なくなかった。その声援に後押しされてネリが初回、2回とサウスポーからの連打でリードする。しかしフィゲロアは3回、自身も左構えにスイッチする場面を見せながら果敢に打ち合いを挑む。4回は拮抗したが、徐々にフィゲロアの攻勢が目立ってくる。

 5回、フィゲロアのかける圧力でロープを背にした迎撃で対応したネリがやや優勢。しかしは6回、フィゲロアは上下にパンチを決めて挽回を図る。6ラウンドまでのスコアカードは57-57、59-55(ネリ)、58-56(フィゲロア)とジャッジは三者三様だった。

 7回、左で効かせたフィゲロアが一気にチャージ。そして右アッパーから左アッパーのボディ打ちを見舞うとネリはたまらず頭からダウン。レフェリーのカウント中に立ち上がれなかった。

 試合後、リングサイドで観戦したフルトンと言葉を交わしたフィゲロアは22勝17KO1分。「9月(11日)の試合も今回同様、100パーセントで臨む」と力を込めた。初黒星のネリは31勝24KO1敗。終了後、控室に直行し、ソファに座りながら、まだ腹が痛い仕種を見せていた。Photo by Esther Lin / Showtime Boxing

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