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井上尚弥スパー打ち上げ 6.19ラスベガス防衛戦「攻め急がずゆっくり調理する」

2021年6月4日 18時14分

 WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が4日、オンライン会見を開き、19日(日本時間20日)米ラスベガスで行われるIBF指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦に向けて抱負を語った。

オンラインで記者会見する井上

 9日にアメリカへと旅立つ井上は先週の土曜日でスパーリングを打ち上げた。これまで阿部麗也(KG大和)、中嶋一輝(大橋)、木村蓮太朗(駿河男児)、定常育郎(T&T)、南出仁(セレス)ら国内トップ選手とのスパーで調整した井上は「自分の体調を含め動きも良かったので、普段4ラウンドのスパーを6ラウンド、8ラウンドと増やして多めのスパーになった」と今回の調整ぶりを明かした。

 昨年10月に同じラスベガスでジェーソン・モロニー(オーストラリア)を下して防衛に成功した際、少し足がつる感覚があったが、「減量もいつも通りですね。リカバリーを少し気をつけようかなと。つった原因も少し分かっているので」と、今回の遠征も普段と変らず「いつも通り」を繰り返すところは井上らしい。

 長身サウスポー、ダスマリナス攻略については、「まずはダスマリナスの一発に気をつけながら、攻め急がずにゆっくり調理しようかと思っています。一発だけ気をつけてしっかり組み立てればいつかはつかまえられる相手だと思う」と試合を見通した。

練習する井上=大橋ジム提供

 この試合をクリアしてWBC王者ないしWBO王者との3団体統一戦というのが井上の描くプランだ。WBCは先日、19年のWBSS決勝で井上と激闘の末に敗れたノニト・ドネア(フィリピン)がノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に4回TKO勝ちして政権交代。井上はドネアに関して「WBCのベルトを持っている。4団体統一には必要なベルトなので次の試合に勝つことができれば必然的にそういう流れになると思います」と語った。

 大橋秀行会長は「ドネアが豪快なKOだったので、尚弥も豪快なKOで勝ってバンタム級ウォーズを盛り上げてもらいたい」と井上に大きな期待。また、今回のファイトマネーが前回に引き続き100万ドル(約1億1000万円)であることも明かした。

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