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フューリー吠える、ワイルダーはヘッドホンつけて完全無視 ヘビー級第3戦記者会見

2021年6月16日 10時14分

 ヘビー級のWBC王者タイソン・フューリー(英)と前王者デオンテイ・ワイルダー(米)第3戦の発表会見が15日(日本時間16日)ロサンゼルスで行われた。紆余曲折の末に決定した一戦は7月24日ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される。

 会見は、フューリー陣営がトップランク社のボブ・アラム・プロモーター、シュガー・ヒル・スチュワード・トレーナー、ワイルダー側は新しくコンビを組んだ元選手マリク・スコット・トレーナーが出席。先にあいさつに立ったワイルダーは「7月24日、血祭りに上げる」と語っただけでヘッドホンで音楽を聴きながら沈黙。フューリーとのやり取りはスコット氏が代行した。

 相変わらず元気いっぱいで多弁なフューリーは「彼は質疑応答に応じない。私は試合でも棄権してしまうのではと心配している」とけん制。同時に昨年2月の第2戦に続くKO勝ちと早い決着を予想した。

 フューリーは「デオンテイ・ワイルダーは、ただの一発屋のパンチャー。彼がメンタル、フィジカルの問題を抱えているとは思わないけど、悪い方向へ向かっていると思う」とライバルの置かれている状況を推測した。2人は5分以上フェイスオフした後、ワイルダーは陣営といっしょにステージを去った。

 4月初旬あたりまでの段階でフューリーは他の3冠を保持するアンソニー・ジョシュア(英)との4冠統一戦が濃厚だった。しかし米国の裁判所が「ワイルダーとフューリーの第3戦の契約は有効」との判決を下したため事態は急展開。今回の会見に至った。ジョシュアはヘビー級に転向した元クルーザー級4冠統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との防衛戦が有力となっている。Photos by Ryan Hafey, Mikey Williams, Sean Michael Ham

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