26日（日本時間27日）にラスベガスのヴァージン・ホテルで3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）と対戦する中谷正義（帝拳）が19日に現地入りした。

　連日猛暑の決戦の地に到着した中谷は「思っていたより暑いですね（この日の気温は45度）」と少し驚いた様子。それでもラスベガス自体は昨年12月のフェリックス・ベルデホ（プエルトリコ）戦で経験済みで、宿舎も同じとあって「適応がしやすい」と語っている。

「前回は“バブル”でホテルの外にすら出られなかったのですが、今回はそこまで規制も厳しくないので、それほどストレスを感じることなく計量、試合を迎えられそう」と中谷。これから最終調整に入り、ロマチェンコとの大一番に備える。

　また同じリングでプロデビュー戦に臨むアマチュア出身の村田昂（帝拳）も好調そう。「暑いとは聞いていましたが想像以上に暑い」と面食らったようだが、「時差ぼけも飛行機でたくさん寝られたのであまりない感じ」と元気だ。

「有名なチャンピオンたちがたくさん試合をしている場所を生で見て、自分も同じ会場で試合ができるのが楽しみです」と思いを新たにしていた。当日村田はケヴェン・モンロイ（米）と4回戦に臨む。写真＝帝拳ジム提供