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WBCフライ級王者マルティネス キャンセル続きが親友との防衛戦で復帰

2021年6月25日 16時09分

 試合のキャンセルが続いていたWBCフライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)が今週土曜日26日(日本時間27日)、メキシコのグアダラハラでリングに立つ。3度目の防衛戦となるマルティネスの挑戦者は15位ホエル・コルドバ(メキシコ)。24日、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン・プロモーター、カネロ・プロモーションズ代表エディ・レイノソ氏が同席して会見が開催された。

会見した王者マルティネス(左)と挑戦者コルドバ

 マルティネス(17勝13KO1敗=26)は昨年、WBC1位のフランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ=WBO・S・フライ級王者、井岡一翔の指名挑戦者)との防衛戦が組まれたが、急性胃炎のためキャンセル。今年2月にはマックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)対戦する予定は、拳の負傷を理由にこれもキャンセル。そのイベントでアローヨが暫定王座に就いた。

 会見でマルティネスは「コルドバのことは知っているし彼も同じ。スパーリングをよくやったし、我々は“ガジョ”(S・フライ級2冠王者フアン・フランシスコ・エストラーダ)をヘルプした同士。ハートが強くて打ち合いを好むタイプだから激戦になるだろう。強い方が勝つ」とコメント。イベントを主催するハーン氏とレイノソ氏に感謝の言葉を述べた。

 一方、無名のコルドバ(12勝3KO4敗2分=26)は「マルティネスは素晴らしいチャンピオンであり親友の一人。いいトレーニングができたので全力でぶつかる」と決意を語った。

 セミ格では、WBA・L・フライ級暫定王者ダニエル・マテヨン(キューバ)が日本のリングにも上がった元ミニマム級世界王者ホセ・アルグメド(メキシコ)と防衛戦。また2月に英国でロビー・デービスJr(英)に殊勲の勝利を飾ったガブリエル・バレンスエラ(メキシコ=IBF・S・ライト級11位)が10回戦を予定。そして無敗のS・ミドル級ホープ、ディエゴ・パチェコ(米)も登場する。Photo by Ed Mulholland / Matchroom

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