中国唯一の現役世界王者、WBAフェザー級レギュラー王者シュ・ツァン（写真）が7月31日、英国のブレントウッドで英国王者リー・ウッド（英）と防衛戦を行う。チャイナ・デイリー紙が伝え、米国メディアが報じた。

　シュは19年１月ヘスス・ロハス（プエルトリコ）から王座を奪取した後、V１戦で久保隼（真正）を下すなど2度の防衛に成功している。最後にリングに上がったのは19年11月で久々の登場となる。昨年、当時のIBF王者ジョシュ・ウォーリントン（英）との統一戦が話題になったが、実現しなかった。

　WBAフェザー級スーパー王者にはレオ・サンタクルス（メキシコ＝米）が君臨。サンタクルスは昨年ジェルボンテ・デービス（米）にKO負けしたが、この王座は争われなかった。

　シュ（18勝3KO2敗）は3月からマイアミでキューバ人のペドロ・ディアス・トレーナーの下でトレーニングを行っている。ウッドはこれまで24勝14KO2敗。IBFで14位にランクされている。

　同日のメインはコナー・ベン（英）vs.アドリアン・グラナドス（米）のWBAコンチネンタル・ウェルター級タイトルマッチ。会場はマッチルーム・ボクシングの本部が使用される。