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2世ボクサーのチュー快勝 日本でお馴染みノイナイ、豪でWBOアジア王座防衛

2021年7月7日 23時59分

 オーストラリアのニューカッスルで7日、日本でもお馴染みのWBOアジアパシフィックS・フェザー級王者ジョー・ノイナイ(フィリピン=写真)が挑戦者13位リアム・ウィルソン(オーストラリア)から計4度のダウンを奪って5回2分40秒KO勝ち。3度目の防衛に成功した。

 ノイナイ19年4月、坂晃典(仲里=現日本同級王者)との王座決定戦を2回TKOで制して戴冠し、初防衛戦でOPBFフェザー級王者の清水聡(大橋)を6回TKOで退け初防衛に成功。V2戦では元日本同級王者の尾川堅一(帝拳)と5回負傷ドローでベルトを死守。今回もアウェーで強いところを見せた。戦績は19勝8KO2敗2分。ウィルソンは9勝6KO1敗。

 メインでは殿堂入り名選手コンスタンチン・チューの息子、ティム・チュー(オーストラリア)がOPBFウェルター級9位のスティーブ・スパーク(オーストラリア)に3回2分22秒KO勝ち。保持するWBOグローバルS・ウェルター級王座を防衛した。

 S・ウェルター級でWBO1位、WBC3位、IBF3位にランクされるチューは当初、同胞のミドル級世界ランカー、マイケル・ザラファと対戦予定だったが、ザラファが病気やコロナ禍を理由に試合を棄権し、試合の1週間ほど前にスパークが代役に抜擢された。

 力の差を見せつけて快勝し、戦績を19勝15KOに伸ばしたチューは試合後、今後の対戦相手として元WBO王者リアム・スミス(英)、そのスミスを5月に下したマゴメド・クルバノフ(ロシア)、2階級制覇王者ダニー・ガルシア(米)の名前を上げた。

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