24日（日本時間25日）米ラスベガスのT-モバイル・アリーナで予定されているWBCヘビー級王者タイソン・フューリー（英＝写真右）と前王者デオンテイ・ワイルダー（米＝同左）の第3戦が延期される可能性が大きくなった。フューリーのキャンプで新型コロナウイルス感染者が出たため。ボクシングシーンなどが伝えた。

　ボクシングシーンによると試合に向けてキャンプ中のフューリー陣営の中で、フューリー本人を含む7人が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した模様。同サイトの取材に対し、フューリーの父ジョンは「とてもショックだ。どうやらスパーリングパートナーの1人がウイルスを持ち込んだようだ」と話している。

　また、同サイトは6月の記者会見で、両陣営の関係者がワクチン接種を完了していると発表されたが、フューリーは1回目のワクチン接種で副作用が強く出たため、2回目を受けていないという関係者の情報も伝えた。

　試合はESPNとFOXが共同でペイ・パー・ビュー放送をする予定。同じ方式で8月21日にマニー・パッキャオ（フィリピン）とエロール・スペンスJr（米）の試合が組まれているため、ESPNのサイトはフューリー×ワイルダー第3戦は9月に移動となる可能性が高いと報じている。