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中嶋憂輝と大保龍斗は互いに譲らずドロー 軽量級ランカー対決

2021年8月4日 21時00分

「ザ・グレイテストボクシングvol.38」が4日、後楽園ホールで開催され、メインのフライ級8回戦は、日本同級8位の中嶋憂輝(角海老宝石)と日本L・フライ級15位の大保龍斗(横浜さくらい)が三者三様のドローに終わった。

ドローに終わった中嶋(右)と大保

 手数で攻める大保に対し、中嶋はブロッキングで大保の攻撃を防ぎながらジャブ、右ストレート、左ボディを打ち込んでいく。中嶋がスピードとパンチのシャープさで上回るものの、大保は前に出てコンビネーションを打ち込むのがうまい。4回にしつこくボディを打って中嶋を後手に回らせた。

 6回、大保がググッとしかけると、これを止めようとした中嶋に右カウンターが決まった中嶋がグラリ。会場の拍手がひときわ大きくなる中、ここをしのいだ中嶋がボディ、左を決めて反撃するとさらに会場が沸いた。7回は中嶋のジャブが冴えたものの、8回は大保が仕掛けて白熱。大保が右カウンターを狙い続け、スリリングなまま幕を閉じた。

 採点コールを聞いて天を仰いだ中嶋は4勝4KO1敗1分。19年5月、矢吹正道(緑)に敗れて以来の2年3ヶ月ぶりのリングだった大保は12勝4KO5敗2分。

水谷(右)は流血しながらTKO勝ち

◇54.5キロ8回戦
水谷直人(KG大和)[TKO6回59秒]高木裕史(E&Jカシアス)
 日本S・バンタム級12位の水谷と高木のサウスポー対決。水谷がジャブをていねいに突いて立ち上がると、2回に離れ際に左を打ち下ろして高木が横転。再開後、水谷は再び左を決めて畳みかけたが、ここは高木が何とか持ちこたえた。

 水谷がペースをつかんだかに見えたが、高木が徐々に調子を上げ、4回に左ストレートをクリーンヒット。5回は再び左を決めて水谷が後退した。高木は攻めたが、水谷が逆襲して左を決めて高木がグラリ。6回、水谷が左を決めると主審が試合を止めた。水谷は8勝3KO7敗2分。高木は6勝2KO9敗1分。

落合は初回KO勝ちを収めた

◇バンタム級6回戦
落合壱星(セレス)[KO1回1分51秒]碇瑠偉(厚木ワタナベ)
 国体準優勝の経験を持つセレスジムのホープ、サウスポーの落合がスタートから快調。右から圧力をかけて左ストレートを打ち抜いて最初のダウンを奪うと、立ち上がった碇に左から右を浴びせて再びキャンバス送り。セコンドが棄権を申し出た。落合は3勝2KO。碇は5勝1KO3敗2分。

◇53.0キロ4回戦
木村仁起(戸髙秀樹)[3-0(39-37×2、40-36)]安岡翼(パンチアウト)

◇63.0キロ4回戦
寺田龍覇(セレス)[3-0(39-37×2、40-36)]小林琢磨(横浜さくら)

◇ウェルター級4回戦
近藤璃久(KG大和)[2-1(40-36、39-37、37-39)]齊藤裕大(DANGAN郡山)

◇フライ級4回戦
長谷川優太(熊谷コサカ)[3-0(39-37、40-36×2)]杉山雄太(セレス)

◇ライト級4回戦
鈴木誠太郎(T&T)[3-0(39-37、40-36×2)]新明哲平(横田S)

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