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藤本が初防衛に成功 日本ヘビー級戦

2013年11月25日 21時43分

 日本ヘビー級王者の藤本京太郎(角海老宝石)が25日、後楽園ホールで同級1位の竹原虎辰(緑)を3-0の判定で下し、初防衛に成功した。スコアは96-94、97-94、97-93。日本ヘビー級タイトルの防衛戦は史上初。

藤本京太郎(ボクシングニュース)
右を相打ちする藤本(右)と竹原

 スピードで上回る藤本が動いては打つというスタイルで試合をリードした。3回には右を決めて竹原にダメージを与えると、すかさずラッシュした会場を沸かせた。このピンチをしのいだ竹原は、状況を打破しようと前に出たが、藤本に先にアクションを起こされて思うように攻撃できない。

 藤本は上下にパンチを散らしながら手堅く試合を進めた。やや疲れの見えた7回、竹原が左フックを決めて攻勢をアピールしたが形勢を逆転するまでには至らず。ただし藤本は疲れたのか、時折パンチを被弾するようになった。最終回は竹原が積極的に攻めて終了のゴングとなった。

 藤本は8勝5KO1敗。敗れた竹原は9勝4KO9敗3分。試合の模様は27日深夜3時5分からTBS系列で放送される(関東地区)。

岡田博喜(ボクシングニュース)
最後までKOを狙って攻めた岡田(左)

◇S・ライト級8回戦
岡田博喜(角海老宝石)[8回1分27秒TKO]ジェイピー・イグナシオ(比)
 長身の岡田は初回からKO狙い。ワンツー、左ボディを主体に防御を固めるイグナシオを崩しにかかった。KOは時間の問題かとも思われたが、岡田がいいパンチを決めてもタフなイグナシオは反撃してダウンを拒否。ようやく最終回、岡田が猛ラッシュを仕掛けたところで主審がストップをかけた。岡田はデビューから7連続KO勝利をマーク。

◇バンタム級6回戦
久保賢司(角海老宝石)[3回1分27秒TKO]望月太朗(新日本カスガ)
 元キックボクシング世界王者久保はゴングと同時にアグレッシブに攻めた。ボディブローやアッパーを望月にビシビシとヒットさせて圧倒。望月が2回に右で反撃を試みたが、久保が3回にスパートすると主審が試合を止めた。久保はこれで3勝1KO2敗。

◇ライト級8回戦
杉崎由夜(角海老宝石)[3-0(78-75×3)]有馬啓祐(協栄)
 日本S・フェザー級5位の杉崎とサウスポー有馬の一戦はともに手数が少なく盛り上がりに欠けた。時折右をヒットさせた杉崎が判定勝ちした。

◇フェザー級8回戦
関豪介(角海老宝石)[6回1分31秒TKO]堤箸弘幸(宮田)
 日本同級8位の関が開始早々ダウンを奪う好スタート。関はサウスポーのファイターらしくここから攻めまくったが、提箸もカウンターをあてて反撃。試合は激しい打撃戦に突入した。提箸はよく抵抗したものの、関の手数が徐々に上回り、最後はタオル投入となった。関は無傷の14勝3KO2分。

秋山泰幸(ボクシングニュース)
秋山が2度目のダウンを奪ったシーン

◇ミドル級8回戦
秋山泰幸(ヨネクラ)[2-0(76-74×2、75-75)]糸山良太(角海老宝石)
 ダウン応酬の好試合。体格に勝る秋山は2、4回にダウンをマークして試合を決めたかに見えたが、日本ウェルター級8位の糸山は打たれてもしつこく突入して反撃すると7回にダウンを演出。その後も糸山が猛追したが秋山が前半の貯金で逃げ切った。

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