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どうなる国内ライト級戦線? 元日本王者の論客、細川バレンタインさんが斬る!

2021年9月17日 14時34分

 元世界王者の伊藤雅雪が仕掛け、三代大訓がそれに乗って俄然ヒートアップした日本のライト級戦線。3つのベルトを束ねる吉野修一郎を交え、強豪激突の展開にファンも大いに胸を高鳴らせたのだが、あれから1年が過ぎてまだ「国内最強」を決める舞台は見えてこない。

 そんな状況をこの人はどうみているのか。元日本王者の細川バレンタインさんはS・ライト級からこのクラスに転じ、吉野、伊藤にぶつかって敗退し、先ごろグローブを壁に吊るしたばかり。自身のYouTubeチャンネル「前向き教室」でも活動中の細川さんが一ボクシングファンとして斬る!《ボクシングビート10月号より》

三代(左)と伊藤の一戦からライト級ウォーズは始まった

 伊藤-三代戦発表の3日後、昨年9月に吉野に挑戦。さらに今年、三代に敗れた伊藤と戦い、“ライト級ウォーズ”の主要キャスト2人と拳を交えたことになる。一方で勝利した吉野と三代、期待がふくらんだ“頂上対決”は、三代のケガなどもあり、現段階で実現には至っていない。

「僕はボクシングファンだから」とも前置きした上でバレンタインさんは「例えば映画を見ていて、クライマックスになる前なのに、この映画終わりですって。こんなの、もう見ねえよってなりませんか。それと同じことなんですよ。だから、これはちゃんと終わらせないと」と力説した。

3冠王者の吉野(右)は仲里を相手に防衛

細川 まず、僕は吉野選手と三代選手はもうやるしかないと思う。これは一瞬の損はあるかもしれない。負けたほうに対してはね。でも、長い目で見て、自分の立場を確固たるものにするためには、絶対に必要な試合だって俺は思う。これをやることによって、のちに世界チャンピオンになった時、さらに輝けると俺は思いますよ。

 2人が、もし頂上対決をして、日本一を決めて、その上で世界に躍り出ようとするなら、僕は中谷(正義)選手とやるような話も出てくると思うんです。日本で一番を決めたいんだって意志を中谷選手に示したら、引っ込みがつかないと思うんですよ。

 これがね、別に日本で一番を決めたわけでもなく、ポッと世界ランキングを獲って、中谷選手とやりたい、と言っても振り向いてはくれないと思いますよ。だって、向こうはロマチェンコに選ばれるぐらいの選手なわけだから。

 振り向いてくれなければいいよ、他の人とやるよって言うかもしれないけど。あのね、そういうことをやってるから、つまらなくなるんです。いつまでもみんなの頭には残るんですよ。疑問が。(日本一は)中谷選手なの? 誰なの? え、どっちが強いの? って。

 日本一を決めるメリット、重要さのほか自身が対戦した吉野の強さ等々、バレンタインさんがたっぷり語る。記事全文は発売中のボクシングビート10月号に掲載しています。こちらからもご購入できます。→https://amzn.to/3AccN8m

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