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富施郁哉が日本バンタム級ユース王者に 芦屋大出身の田井宜広に大差判定勝ち

2021年10月20日 20時57分

 日本ユース・バンタム級王座決定戦が20日、後楽園ホール「ゴールデンチャイルドボクシングvol.130」のメインで行われ、日本同級16位の富施郁哉(ワタナベ)日本同級12位の田井宜広(RST)に3-0判定勝ちで新王者となった。スコアは79-73×3。

富施(左)は最後まで動きにキレがあった

 元芦屋大キャプテンでデビューから3連続KO勝ちの田井と2017年全日本新人王の富施による日本ユース戦。サウスポーの富施がタイミングよく左を合わせる立ち上がり。田井はサウスポーから右構えにスイッチして右を打ち込んでいった。

 3回、田井がサウスポーに戻すと、富施が左ストレート、右フックを決めて流れを引き寄せにかかる。4回は左ストレート、右アッパー、右フックと多彩なパンチを打ち込んでどんどん波に乗っていった。

 流れを変えたい田井は5回、距離を詰めて接近戦に活路を見いだそうとするが、富施が打ち勝って優勢をキープ。富施は6回、接近戦で上下にクリーンヒットを連発して田井を突き放していった。

全日本新人王の富施はキャリア2つめの勲章

 田井は7回、右構えで距離を取ったが流れは変えられず、最終回も富施の動きが鈍ることはなく、試合をコントロールし続けてゴールテープを切った。富施は11勝1KO1敗。田井は3勝3KO1敗。

大久(左)は東に後半追い上げられてドロー

◇60.0キロ6回戦
大久祐哉(金子)[引き分け1-0(58-56、57-57×2)]東祐也(北海道畠山)
 荒っぽく振っていく東に対し、大久は脚を使いながらジャブ、左フックのリードをうまく使って試合を組み立てた。がむしゃらに手を出す東は3回、乱戦に大久を巻き込み、左右のフックを打ち込んで、大久の左目上部をカットした。

 東は後半に入っても攻め続けた。大久のパンチが食らってもお構いなしに前に出て左フック、左ボディを叩き込んでいく。東は乱戦に引きずり込みながらも決定打は出ず、ドロー決着となった。中央大出身でB級デビューの大久は1勝1KO1分。3連敗中だった東は惜しい引き分けで5勝1KO6敗2分。

金谷(右)はデビュー戦で難敵に競り勝った

◇ミニマム級6回戦
金谷勇利(金子)[2-1(57-56×2、56-57)]竹田宙(S&K)
 中央大出身の金谷がB級デビュー戦で2018年全日本新人王、日本ミニマム級14位の竹田と対戦した。金谷はガードを高く掲げ、右ストレートを上下に打ち込んでいくボクシング。身長で上回るサウスポー竹田は2回に右フックを立て続けに合わせた。金谷が徐々に右の精度を高めると、竹田は4回に攻勢を強めて試合は白熱。互いにパンチをヒットするが、打ち合いでは金谷がやや優勢の印象だ。

 しかし5回、竹田の左カウンターで金谷が片膝をつくダウン。ダメージのなかったようで、立ち上がった金谷はラウンド終盤に反撃した。最終回はともに力を振り絞って打ち合いとなり、やや押し気味だった金谷が接戦をものにした。竹田は6勝1KO3敗。

◇バンタム級4回戦
西山一輝(川島)[3-0(40-36、39-37×2)]進藤達也(金子)

◇S・バンタム級4回戦
今下竜輔(レパード玉熊)[TKO3回2分40秒]中根潤(鹿島灘)

◇52.5キロ4回戦
窪田怜司(金子)[TKO1回2分34秒]三嶋広太(S&K)

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