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S・ミドル級4団体統一のカネロ 次戦は来年5月濃厚 対戦相手はどうなる?

2021年11月8日 10時26分

 6日ラスベガスでIBF王者カレブ・プラント(米)に11回TKO勝ちしS・ミドル級4団体統一に成功したサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の次戦の行方が早くも注目されている。当代一のスターは次にどんな一手を打つのだろうか。

 カネロは試合後の記者会見で次の試合について問われると「私の体は休息を求めている。休んで、回復しなければならない。私が戻ってくるのはおそらく来年の5月になるだろう」と語った。

 確かにこの1年のカネロは忙しかった。DAZNとゴールデンボーイプロモーションとの契約を解消してフリーエージェントになると、昨年12月のカラム・スミス(英)戦を皮切りに、今年2月のアブニ・イルディリム(トルコ)戦、5月のビリー・ジョー・サンダース(英)戦、そして今回のプラント戦と11ヶ月で4回もリングに上がってS・ミドル級4団体統一を成し遂げた。これはトップ選手としては信じられないハイペースである。

 では来年5月に登場する場合、対戦相手の候補者はだれなのだろうか。第一候補は過去1勝1分で“決着戦”が期待されている元ミドル級3団体統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)という見方が強い。ゴロフキンとの第3戦は何度も開催の可能性が報じられたものの、紆余曲折の末にカネロとDAZNの契約が切れたことにより消滅。しかし過去2戦がいずれもクロスファイトだったこともあり、“まだ完了していない仕事”として実現を待ち望むファンは多い。

 ゴロフキンは18年9月、カネロとの再戦に0-2判定で惜敗したあとIBF王者に復帰。この年末には日本でWBAスーパー王者、村田諒太(帝拳)との統一戦が内定している。ゴロフキンはかねてカネロとの決着戦を望んでおり、村田を下したあとにカネロ戦は望むところだろう。村田に勝利することが第3戦の条件になることは言うまでもないが、カネロがS・ミドル級での試合を望んでおり、ウエートがネックになる可能性もある。

 もし、ゴロフキンとの第3戦が実現しない場合はどうなるのか。ESPNは元WBC・S・ミドル級王者デビッド・ベナビデス(米)やWBCミドル級王者ジャモール・チャーロ(米)が候補に挙がると報じている。理由はカネロが今回のプラント戦で、アル・ヘイモン氏の息がかかるPBCとのビジネスを成功させたこと。ベナビデスとチャーロはともにPBC傘下の選手である。Photo by SUMIO YAMADA

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