入江聖奈、並木月海が順当勝ち アマ全日本選手権きょう28日決勝
2021年11月28日 10時25分
2021年11月27日 21時46分
27日、後楽園ホールで行われた日本フェザー級タイトルマッチは、チャンピオン丸田陽七太(森岡)が挑戦者8位・日野僚(川崎新田)に10回3-0判定勝ち。佐川遼(三迫)から奪った王座の初防衛に成功した。スコアは97-91が2者に96-92。
変則サウスポーの日野に対し、出だしから丸田は挑戦者よりも長い距離で戦いを組み立てた。そうして日野の入りに合わせ出した3回、右フックからの3連打でダウンをマーク。5回にも右フックで動きを止めて追撃し、日野をキャンバスに送った。5回終了時の途中採点は48-45×2、49-44でチャンピオンのリード。
ピンチに立たされた日野だが、勝負をあきらめない。どんな体勢からも左右パンチを細かくつないで反攻。丸田も力み、決定的なシーンをつくれない。ディフェンスは脚と上体の動きに頼る丸田が対応しきれなくなって日野に連打される場面もあった(8回)。
8回をしのいだ丸田がこのまま無難に逃げ切るかと思われたが、最終回も日野の左でバランスを崩すなど、不安定感は拭えないままだった。逆転を狙って猛攻の日野に対し、丸田も強気に打ち返して試合終了のゴング。
「効いたパンチはなかった」というチャンピオンだが、日野のやりづらさも認めていた。「勝ったからよかったという程度」と苦笑いし、「倒したろう、倒したろうと狙ってしまいました」(丸田)
カーニバル挑戦権を得た阿部については「決まれば集中します」と言っていた。12勝9KO1敗1分。健闘の日野は14勝9KO3敗2分。
セミで行われた日本フェザー級挑戦者決定戦は、2位の阿部麗也(KG大和)が1位渡部大介(ワタナベ)に3回終了TKO勝ち。快勝でチャンピオンカーニバルでの王者丸田への挑戦を決めた。
渡部がぐいぐいプレッシャーをかけ、サウスポーの阿部がさばく――という展開。阿部はいつものようにフットワークとフェイントで相手を揺さぶる。早々に左ボディへの鋭いアッパーを合わせて、様子伺いが順調なことを伺わせた。
渡部も右を伸ばすが、動きに力みのない阿部をうまくとらえられない。逆に阿部が、右を打った渡部の体が流れるところに左ストレートのカウンターをセットしていた。
阿部のリズムの試合となった。3回、阿部はリードブローなしの左ストレートを渡部にジャストミート。渡部は右目の上が急速に腫れ上がり、このラウンド終了後のインターバルで棄権せざるを得なくなった。
「やっとタイトル挑戦まで戻ってきました。3度目の正直でチャンピオンになります!」。過去に源大輝(ワタナベ)、佐川遼(三迫)と戦って獲れなかった日本タイトルを今度こそ手にすると宣言した。阿部は22勝10KO3敗1分。渡部は12勝7KO5敗2分となった。
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