明日11日（日本時間12日）ロシアのエカテリンブルグでゴングが鳴るWBA･L･ヘビー級スーパー王者ディミトリ・ビボル（ロシア＝写真）vs.挑戦者10位ウマール・サラモフ（ロシア）のタイトルマッチの計量が10日行われた。暫定王者から数えて8度目の防衛戦となるビボルは174.2ポンド（79.02キロ）、サラモフはリミットの175ポンド（79.35キロ）をマークしクリアした。

　ビボル（18勝11KO無敗）はカネロ・アルバレスvs.カレブ・プラントが締結する前、カネロの対戦候補に挙がっていた。しかし話は立ち消えた。派手さはないがL･ヘビー級王者の中ではもっとも安定感があり、今後、統一戦、ビッグマッチ、カネロ戦を見据えている。

　サラモフ（26勝19KO1敗）はWBO王者ジョー・スミスJr（米）に10月挑戦する予定だったが、自身のコロナ感染のため中止となった。標的をビボルに変更しタイトル奪取を目指す。

　同じエカテリンブルグでは10日、WBAクルーザー級スーパー王者アルセン・グラムイリアン（アルメニア）が2位アレクセイ・エゴロフ（ロシア）と防衛戦が組まれ、計量も両者パスしていた。ところがグラムイリアンがコロナ検査で陽性反応を示したためキャンセルされた。Photo by SUMIO YAMADA