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WBC年間MVPはカネロ 最高試合はフューリー×ワイルダー3 ドネアがカムバック賞

2021年12月27日 11時27分

 年の瀬が迫り年間アワードの季節がやってきた。手始めに発表済みのWBCアワードを見てみよう。

S・ミドル級4団体統一のカネロ

 最優秀選手賞S・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)で文句なしといったところ。昨年12月、1年ぶりにリングに上がったカネロは今年、年間3試合と精力的に活動した。5月にビリー・ジョー・サンダース(英)を下してWBO王座を吸収し、11月はIBF王者カレブ・プラント(米)を下して史上6人目の4団体統一を成功させた。

 プラント戦は最高イベント賞に、カネロのトレーナーであるエディ・レイノソ氏は最優秀トレーナー賞に選ばれた。

 年間最高試合は王者タイソン・フューリー(英)とデオンテイ・ワイルダー(米)のヘビー級タイトルマッチ。フューリーの1勝1分で迎えた第3戦は王者フューリーが有利と伝えられる中、ワイルダーの奮闘でダウン応酬の激戦の末、フューリーが11回TKO勝ちで王座を守った。

フューリー×ワイルダー3

 また、バンタム級王者のノニト・ドネア(フィリピン)はカムバック賞に選ばれた。19年11月、井上尚弥(大橋)に敗れたドネアは今年5月、ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)を4回KOで下してバンタム級王座獲得。12月には同胞、レイマート・ガバリョを退けて初防衛を成功させた。その他の受賞者は以下の通り。 Photos by SUMIO YAMADA

【2021年WBCアワード】
<男子>
■最優秀選手賞
サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)

■最高試合賞
WBCヘビー級タイトルマッチ
タイソン・フューリー(英)×デインテイ・ワイルダー(米)

■ドラマティック・ファイト賞
S・ウェルター級4団体統一戦
3団体王者ジャーメル・チャーロ(米)×WBO王者ブライアン・カスターニョ(アルゼンチン)
※大接戦の末、結果はドロー。来年リマッチが行われる予定。

■KO賞
WBC・S・フェザー級タイトルマッチ
オスカル・バルデス(メキシコ)×ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)
※バルガスが粘るベルチェルトを振り切って10回KO勝ちで2階級制覇達成

■最高イベント賞
S・ミドル級4団体統一戦
サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)×カレブ・プラント(米)

■カムバック賞
ノニト・ドネア(フィリピン)

■リベレーション賞(大躍進)
ジョージ・カンボソス(オーストラリア)
※ライト級4団体統一王者テオフィモ・ロペス(米)に判定勝ち

■新鋭賞
マーク・マグサヨ(フィリピン)
※元S・バンタム級王者フリオ・セハ(メキシコ)を下してWBCフェザー級タイトル戦に前進

■トレーナー賞
エディ・レイノソ(メキシコ)

<女子>
■最優秀選手賞
アマンダ・セラノ(プエルトリコ)
※WBC&WBO女子フェザー級王座を2度防衛

■年間最高試合
WBC女子フライ級タイトルマッチ
イベス・サモラ(メキシコ)×マーレン・エスパルサ(米)
※エスパルサがダウン挽回の判定勝ちで王座奪取

■KO賞
アリシア・バームガードナー(米)×テリ・ハーパー(英)
※バームガードナーが4回TKOで王座奪取

■カムバック賞
ジェシカ・ゴンサレス(メキシコ)
※世界戦2連敗からWBC女子バンタム級暫定王座獲得

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