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リング誌2021年アワード 最高ラウンド賞はフューリー×ワイルダー第4ラウンド

2021年12月31日 10時15分

 アメリカの老舗ボクシング誌「ザ・リング」が2021年の年間表彰を発表。S・ミドル級で4団体統一を達成したサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が最優秀選手賞に輝いた。

 MVPのカネロ、年間最高試合となったヘビー級戦のタイソン・フューリー×デオンテイ・ワイルダーは予想通りといったところ。年間最高ラウンドは、3回にダウンしたワイルダーが2度のダウンを奪い返した4ラウンドが選ばれた。

ワイルダーが2度倒し返した第4ラウンド

 KO賞は“激闘男”ガブリエル・ロサド(米)。ロサドはWBA米大陸S・ミドル級王者ベクテミール・メリクジェフ(ウズベキスタン)に挑戦し、初回にダウンを奪われたものの、3回に痛烈KOで逆転勝ちした。

 アップセット賞はライト級統一王者テオフィモ・ロペス(米)を下したジョージ・カンボソス(豪)。IBFフェザー級王座を獲得し、7年ぶりに世界王者となったキコ・マルティネス(スペイン)がカムバック賞を受賞した。新鋭賞はデビューから24連勝(22KO)のS・ライト級、ブランドン・リー(米)。

 アンソニー・ジョシュア(英)がオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に敗れ、ヘビー級3冠王座を失った試合は最高イベント賞となった。ロンドンのホットスパー・トッテナム・スタジアムに集まった観衆は6万8000人。コロナ以降、最初の大規模イベントとなった。

 またリングはトップランク総帥のボブ・アラム氏を特別に表彰した。55年間にわたりプロモーターとして手腕を振るうアラム氏はこの12月で90歳に。ニューヨークMSGで開催したワシル・ロマチェンコ×リチャード・コミー戦がプロモートする2120試合目のカードとなり、会場全体から祝福された。Photo by SUMIO YAMADA

【2021年リング誌アワード】
■最優秀選手賞 サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)

■最高試合賞
WBCヘビー級タイトルマッチ
タイソン・フューリー(英)×デオンテイ・ワイルダー(米)

■KO賞
WBA米大陸S・ミドル級タイトルマッチ
ガブリエル・ロサド(米)×ベクテミール・メリクジェフ(ウズベキスタン)

■最高ラウンド賞
WBCヘビー級タイトルマッチ
タイソン・フューリー×デインテイ・ワイルダー 第4ラウンド

■最高トレーナー賞 エディ・レイノソ(メキシコ)
※カネロのトレーナー

■アップセット賞
ライト級4団体統一戦
ジョージ・カンボソス(豪)×テオフィモ・ロペス(米)

■最高イベント賞
ヘビー級3団体統一戦
アンソニー・ジョシュア(英)×オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)

■カムバック賞
キコ・マルティネス(スペイン)

■新鋭賞
ブランドン・リー(米)

■最高パフォーマンス賞
WBO・S・フェザー級タイトルマッチ
シャクール・スティーブンソン(英)×ジャメル・ヘリング(米)

■インスピレーショナル賞 ボブ・アラム(米)

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