明日12日（日本時間13日）ロンドンのアレキサンドラ・パレスでゴングが鳴るS･ミドル級12回戦の計量が11日行われ、WBC･S･ミドル級3位ダニエル・ジェイコブス（米）が166.9ポンド（75.70キロ）、WBA同級4位ジョン・ライダー（英）が167ポンド（75.75キロ）を計測。リミット168ポンドに合格した。試合はWBA･S･ミドル級挑戦者決定戦として行われる。プロモーターはエディ・ハーン氏のマッチルーム・ボクシング。

　ミドル級でWBA王者、続いてIBF王者に君臨したジェイコブス（37勝30KO3敗）は19年5月、カネロ・アルバレスとの統一戦に敗れた後、S･ミドル級へ転向し今回3戦目となる。20年11月のガブリエル・ロサド（米）との最新戦で2-1判定勝ち。ロサド戦は不調で幸運な判定に救われたという見方も多く、初の英国遠征で汚名返上を目指す。

　一方ライダー（30勝17KO5敗）は19年5月、カネロvs.ジェイコブスのアンダーカードでWBA･S･ミドル級暫定王座を獲得。同年12月、WBAスーパー王者カラム・スミス（英）に挑戦し0-3負け。しかし内容はスコアよりも拮抗していたと言われた。サウスポーのファイタータイプでジェイコブスにどれだけ抵抗するか注目される。

　WBA･S･ミドル級は4団体統一王者のカネロがスーパー王者に君臨。レギュラー王者はデビッド・モレル（キューバ）。WBAの挑戦者決定戦は通常、レギュラー王者の対戦相手を決める目的で行われる。Photo by Mark Robinson / Matchroom