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堺春木スポーツジムがオープン 女子世界王者育てた春木会長気持ち新た

2022年2月12日 10時33分

 大阪府堺市のJR阪和線津久野駅改札口そばにオープンした堺春木スポーツジムが11日、関係者に最新の施設を公開した。堺市のミツキジムで会長、会長代行を務めた春木博志会長(50)がミツキジムを離れて、昨年12月に新しくジムを立ち上げた。

ジムオープンは大いに賑わった

 兵庫県加古川市出身の春木会長は世界王者の渡辺二郎にあこがれて大阪帝拳に入門。同じ加古川市出身の西原健司トレーナー(故人)の指導を受け、19歳でプロデビュー。2戦2勝を飾るものの不整脈などが見つかり、現役を引退。仕事のかたわら大阪帝拳でトレーナー見習いを続け、28歳の時に吉井清・大阪帝拳会長(故人)に辰吉丈一郎のトレーナースタッフに加えてもらった。

 世界に挑戦した現レフリーの池原信遂らを指導、09年に独立して南海電車堺東駅近くに堺東ジム(のちミツキジム)を開設。中村喜代治相談役(現ミツキジム会長)やトレーナーの尽力で2年後にプロ加盟。好川菜々(現野上奈々・ディアマンテジム会長)を女子世界王者に導き、冨田大樹をミニマム級全日本新人王、WBOアジアパシフィックL・フライ級王者に育てた。

 新ジムは商店が並ぶビルの1階から3階を利用、約300平方メートル。1階はランニングマシン3台やサンドバッグなどを備えたフィットネスジム。2階にリングのボクシングスペース、3階はヨガ、体幹バランス体操、ヒップホップダンスなどの教室を開催する多目的スペース。中2階に男女更衣室、シャワー室などがある、清潔感あふれた施設。

 駅のすぐそばとあってフィットネス目的の利用者約40人が早くも入会。プロはミツキから移籍した前WBO女子世界S・フライ級王者、奥田朋子(7勝1KO3敗2分)、13年全日本フェザー級新人王、河村真吾(15勝8KO8敗4分)の2人が所属、キッズ4人も懸命に練習している。

 春木博志会長は「一度はあきらめたこの業界でしたが、ラストステージとしてジム開設に至りました。地域貢献・青少年育成を含め、社会に役立てる活動をしてまいります。これからもチャレンジ精神を忘れず、活動していきます」と抱負を語っている。

■堺春木スポーツジム
住所 大阪府堺市西区津久野町1‐1‐1
Tel 072‐260‐5123

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