June
29
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

24°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > WBOミニマム級戦 挑戦者の石澤開が計量失格、王者の谷口将隆は王座陥落のリスク負ってV1戦

WBOミニマム級戦 挑戦者の石澤開が計量失格、王者の谷口将隆は王座陥落のリスク負ってV1戦

2022年4月21日 17時10分

 あす22日、後楽園ホールで開催される「PXBフェニックスバトル87」の計量が21日、横浜市内で行われた。メインのWBOミニマム級タイトルマッチは、王者の谷口将隆(ワタナベ)がリミットの47.6キロで合格したものの、挑戦者5位の石澤開(M.T)は1回目、13時35分の計量で50.1キロと2.5キロのオーバー。2時間の猶予が与えられたが、最終的に49.9キロで失格になった。

計量一発合格の谷口

 計量後に両陣営が話し合い、石澤は試合当日17時30分に再計量を行う。リミットのプラス3キロ(50.6キロ)以内であれば試合は開催、オーバーすれば試合は中止と決まった。谷口はあすの試合に勝利すれば王座防衛。ただし負けるとベルトを失う。他の3団体は王者が計量合格、挑戦者が計量失格になった時点でチャンピオンの王座防衛となるが、WBOだけはチャンピオンが負けると王座は空位となる。

 また、日本ボクシングコミッション(JBC)のルールでは、計量でリミットの3%(ミニマム級の場合1.4キロ)以上の体重だとその時点で試合が中止になるが、世界タイトルマッチには適用されない。

石澤は計量に失格した

 谷口は計量直後、「驚いた。でも極限までやったと思う。意図的じゃない。本当に落ちなかったんだと思う」と石澤をかばう発言をしていた。ただし、ワタナベジムによると、その後は石澤が2時間で200グラムしか落とせなかったこと、負ければ王座陥落のリスクがあることを考え、試合をするかしないかでかなり逡巡したという。最終的にはジムの説得を受ける形で試合をすることを決めた。

 世界初挑戦で失態を演じた石澤は「昨日の午前中に体調を崩して動けなくなった。夜にまた(トレーニングを)やろうとしたけどあまりできずこういう結果になった」と言葉すくなに会場をあとにした。世界タイトルマッチで計量失格となった日本人選手は、2018年4月の比嘉大吾(当時WBCフライ級王者)以来2人目となる。

Related article
関連記事