元ウェルター級王者ケル・ブルックが引退 ライバルのカーン戦がラストファイト
2022年5月11日 9時58分
2022年5月10日 21時30分
「第88回フェニックスバトル」が10日、後楽園ホールで開催され、メインの日本ユース・ミニマム級タイトルマッチ8回戦は、日本同級4位のチャレンジャー森且貴(大橋)がチャンピオンの伊佐春輔(川崎新田)に2-1判定勝ちで新王者となった。スコアは77-75×2で森、77-75で伊佐だった。
昨年8月、日本ユース王座を獲得した伊佐が初防衛戦。1月に日本チャンピオンの石澤開(M.T)との王座決定戦で8回KO負けした森を挑戦者に迎えた。
両者ともによく動き、よく手を出す立ち上がり。伊佐の右が何度か森の顔面をとらえ、2,3回もコンビネーションを決めた。馬力で上回る森はボディ打ち、顔面へのアッパーを打ち込んでいくものの少し強引な印象。それでも4回、伊佐をロープに押し込んでボディの連打を見舞った。
森は5、6回、再び伊佐を押し込んでボディ打ちで迫った。伊佐は足が止まりかけるが、6回は打ち返して反撃。しかし森はその後も前に出て王者をつぶすボクシングに徹し、多少の被弾はあるもののパワーで押し切ってしまおうというボクシング。最終回は両者ともに力を出し切ってフィニッシュした。森は10勝2KO1敗。伊佐は9勝1KO4敗1分。
森の話「もっとできると思っていたので自分に失望している。今日良かったのは結果と気持ちの部分。勝って反省して次につなげたい」。試合の模様は15日(日)26時20分からフジテレビで放送される(関東ローカル)。
◇62.0キロ8回戦
湯川成美(駿河男児)[TKO6回35秒]櫻井孝樹(SRS)
櫻井がスタートからプレスをかけてボディ攻撃を仕掛けた。湯川はフットワークとガードでこれをしのぎながらボディアッパー、右ストレートを打ち込んでいく。スピードとパワーで上回る湯川の荒っぽいパンチで櫻井は初回から出血した。
試合は櫻井が前に出続け、湯川はスイッチを繰り返して余裕を見せながらたまに連打を打ち込むパターンで進行。6回、湯川が上下にラッシュしたところでストップ。湯川はデビューから無傷の5連勝(4KO)。櫻井は8勝3KO9敗1分。
◇S・フェザー級8回戦
中井龍(角海老宝石)[TKO5回2分10秒]高畑里望(ドリーム)
サウスポーの中井が初回、接近戦を仕掛けて体をぶつけ合う立ち上がり。2,3回は出入りのボクシングでコツコツとパンチを当ててペースを引き寄せていく。日本12位の高畑はボディ打ちで状況を打破しようとするが、機動力で上回る中井のペースは落ちず、4回には高畑をコーナーに押し込んで連打を見舞った。5回、中井が再び連打で追い詰めたところでストップとなった。中井は4勝2KO1敗1分。42歳の高畑は17勝7KO10敗1分。
◇S・フライ級6回戦
富岡浩介(REBOOT.IBA)[TKO6回38秒]入田琴司(DANGAN AOKI)
熊本・開新高出身の21歳、入田がB級プロデビュー。長身の入田と富岡のサウスポー対決は両者ともに牽制し合いながら試合が進行。入田が左を打ち下ろして効かせたシーンもあったが、ジャブを断続的にヒットした富岡は5回に左を当ててチャンスを作ると6回にスパート。ストップ勝ちを呼び込んだ。富岡は5勝4KO2敗。
◇S・バンタム級6回戦
高橋利之(KG大和)[2-0(59-55、58-56、57-57)]秋間瑞輝(宮田)
◇女子アトム級6回戦
狩野ほのか(世田谷オークラ)[3-0(59-55×2、58-56)]細田めぐみ(SRS)
◇東日本新人王ライト級4回戦
長沼蒼大(大橋)[TKO3回50秒]太田興一(FLARE山上)
◇東日本新人王L・フライ級4回戦
島田拓実(大橋)[TKO3回30秒]舟生悠貴(Boy’s水戸)
◇女子アトム級4回戦
山田夏牙(セレス)[引き分け1-1(39-38、38-38×2)]岸百合恵(竹原&畑山)
2025年4月18日 16時31分
2025年4月18日 16時25分
2025年4月17日 13時07分
2025年4月17日 9時40分
2025年4月16日 16時10分
2025年4月16日 12時42分