WBC・L・フライ級 ブドラーが寺地拳四朗の指名挑戦権獲得 最終回ダウン奪いソト押し切る
2022年6月26日 16時44分
2022年6月26日 14時26分
米テキサス州サンアントニオのテックポート・アリーナで25日(日本時間26日)行われたWBC・S・フライ級タイトルマッチは、初防衛戦に臨んだ地元の王者ジェシー“バム”ロドリゲス(米=帝拳)が挑戦者で元王者のシーサケット・ソールンビサイ(タイ)に8回1分50秒TKO勝ち。ローマン・ゴンサレス、フアン・フランシスコ・エストラーダ、井岡一翔らとのビッグマッチを見据える。
サウスポー対決。2月、王座決定戦でカルロス・クアドラス(メキシコ=帝拳)にセンセーショナルな勝利を収めたロドリゲス(22)がスピードで勝り、左ストレートなどで優勢に進める。4回、王者がワンツーから右を放つとシーサケットは一瞬バランスを崩す。
それでもシーサケット(35)は重い左フックを上下に繰り出し抵抗。ロドリゲスに気の抜けない攻防を強いる。しかしラウンドが進むごとにパンチの的中率を高めたロドリゲスはスター候補の片りんを披露しながらリードを広げる。7回、引っかけるような左をコネクトするとシーサケットはキャンバスに手を着き、カウントが入る。
8回、タイ人の余力を推しはかったようにロドリゲスが一気に畳みかける。左強打、右ボディーで防戦に追い込んだ王者はシーサケットをロープへ飛ばしてめった打ち。レフェリーが割って入った。
元PFPキングのロマゴン、2冠王者エストラーダのライバルだったシーサケットをストップしたことで22歳のロドリゲス(16勝11KO)の株は一段とアップ。試合後、S・フライ級の全ベルト統一を目標に掲げながら、「108ポンド、112ポンドでも相手がいればウエートを落として戦う」とL・フライ級、フライ級へUターンも匂わせた。帯同したエディ・ハーン・プロモーター(マッチルーム・ボクシング)の手腕が見どころだ。
敗れた35歳のシーサケットは19年4月、エストラーダに奪われた王座の返り咲きに失敗。戦績は50勝43KO6敗1分となった。
■S・フライ級世界王者
WBAスーパー フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
WBA ジョシュア・フランコ(米)
WBCフランチャイズ フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
WBC ジェシー・ロドリゲス(米)
IBF フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)
WBO 井岡一翔(志成)
2025年2月6日 16時47分
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2025年2月5日 10時50分
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