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WBC・S・フライ級初防衛のロドリゲス WBOフライ級王者の中谷潤人もターゲット

2022年6月28日 9時29分

 WBC・S・フライ級チャンピオンのジェシー・ロドリゲス(米=帝拳)が25日、元王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)を寄せ付けずに初防衛に成功。今後のターゲットの1人にWBOフライ級王者の中谷潤人(M.T)の名前を挙げた。

 2月に元王者カルロス・クアドラス(メキシコ=帝拳)との王座決定戦を制して初戴冠した若き王者(22=16勝11KO無敗)は先週末の防衛戦で、S・フライ級を牽引するフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)やローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳)らと激闘を演じてきたシーサケットに快勝。一段と評価を高めた。

 リング誌によると、今後について問われたロドリゲスは「私は112ポンド(フライ級)で世界タイトルを獲得したい。115ポンド(S・フライ級)は私の兄が引き受けることができる」と発言した。ロドリゲスの実兄、ジョシュア・フランコ(米)はWBA・S・フライ級“レギュラー”王者で、WBAスーパー王者のエストラーダと今夏に対戦する方向で話が進んでいる。

もともとロドリゲスはL・フライ級からS・フライ級まで戦える体で、階級を下げるハードルは低い。フライ級に下げての逆2階級制覇はプランのひとつのようで、「中谷(24=23勝18KO)との対戦は特別なものになるだろう」とシーサケット戦を現地観戦した中谷との無敗対決に大きな興味を示した。

さらに「レジェンドを打ち負かすことは成長を促し、私にとって大きな意味がある。兄はエストラーダを含む115ポンドのだれをも打ち負かすことができると信じている」とS・フライ級は兄の任せる気持ちも明かしている。Photo by SUMIO YAMADA

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