岩田翔吉がL・フライ級アジア3冠王者に ベテラン堀川謙一とフルラウンド攻防制す
2022年7月2日 21時11分
2022年7月2日 19時09分
「第614回ダイナミックグローブ」が2日、後楽園ホールで開催された。オープニングファイトの東日本新人王ミドル級予選で、現役時代に“浪速のロッキー”として活躍した俳優の赤井英和さんの長男、赤井英五郎(帝拳)がマッチョパパ一基(協栄新宿)に2回50秒TKO勝ち。プロ初勝利を飾った。
赤井は昨年9月、プロデビュー戦に挑み1回TKO負け。雪辱を期す赤井は初回、いきなり一基の左フックをもらってピンチを迎えた。ここからは互いに手を出し、どちらが倒れるか分からないスリリングな展開。しかし、赤井が徐々に一基の左フックに慣れ、右をヒットするようになる。
一基が息切れした2回、赤井の右アッパーがきれいに決まり、一基がキャンバスに落下。主審がノーカウントで試合を止めた。27歳の赤井は1勝1KO1敗。33歳の一基はデビュー戦を飾ることができなかった。
赤井は「もらってから目が覚めた。(ダウンを奪った)右アッパーは練習していなかったけど、空いていたから出した」と初勝利にホッとした表情。英和さんから「英五郎のパンチが強いのは足が強いから。今日は足からのパンチが出た」と評価を受けた赤井は「今日は運良く勝てたけど、僕もパンチをもらった。直さなくちゃいけないところを直して次の試合に臨みたい」と気持ちを引き締めていた。
この日は帝拳期待のアマチュア出身3選手がB級デビュー戦を行った。宮崎・日章学園高で高校6冠に輝いた東農大出身の齋藤麗王(アマ81戦70勝11敗)、東京・目黒日大高で2冠の高見亨介(アマ47戦43勝4敗)、広島・広陵高、立教大出身の増田陸(アマ66戦52勝14敗)が初陣を飾った。
◇フェザー級6回戦
藤田健児(帝拳)[3-0(59-55×2、60-55)]ジェスティン・テソロ(フィリピン)
アマ153勝のサウスポー藤田がプロ2戦目。藤田はよく脚を動かしながら、リードの右から左につなげてテソロを崩しにかかった。体の強そうなテソロも力強い右を打ち込んで対抗。しかしスピードと技術で上回る藤田は徐々にパンチの精度を上げ、左ストレートを顔面に打ち込み、ボディ打ちも交えてテソロにダメージを与えていった。
藤田は多彩なパンチを打ち込み続けたが、後半はやや攻め急いだが、クリンチのシーンが増えていった。テソロはよく粘り、最後まで力強い右で勝利をあきらめなかった。藤田は2勝1KO。テソロは6勝2KO4杯。
◇S・フェザー級6回戦
齋藤麗王(帝拳)[KO1回1分7秒]サマート・スプラッカン(タイ)
同じ高校6冠の粟生隆寛トレーナーとタッグを組む齋藤は左ボディと右オーバーハンドでダメージを与えて最初のダウンを奪った。立ち上がったサマートを詰めて最後は左フックでカウントアウトした。サマートは1勝1敗。
◇S・フライ級6回戦
増田陸(帝拳)[KO1回1分50秒]ウォーラポン・ヨーティカ(タイ)
サウスポーの増田がスタートからプレスをかけ左ストレートを上下に散らした。ウォーラポンも右を打ち込んでいったが、増田の左ストレートが一閃、タイ人がキャンバスに崩れ落ちた。立ち上がったものの10カウントとなった。ウォーラポンは1勝1KO1敗。
◇L・フライ級6回戦
高見亨介(帝拳)[KO1回1分12秒]ウッティチャイ・モントゥリ(タイ)
高見はスタートから積極的に右を振っていった。ウッティチャイも強気に返したが、右の相打ちを高見が制するとウッティチャイがグシャリとダウン。10カウントが数えられた。ウッティチャイは2勝1KO1敗。
2025年4月2日 14時25分
2025年4月1日 10時16分
2025年4月1日 0時34分
2025年3月31日 20時50分
2025年3月31日 14時49分
2025年3月30日 21時48分