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S・ライト級テイラーがWBC王座返上 1位セペダと元2冠王者ラミレスに決定戦オーダー

2022年7月4日 10時06分

 WBCはS・ライト級王者ジョシュ・テイラー(英)の王座返上と、同級1位ホセ・セペダ(メキシコ)と2位ホセ・カルロス・ラミレス(米=写真)に王座決定戦をオーダーしたことを発表した。

 テイラーは19年5月にIBF王座に就き、21年5月にラミレスとの4団体統一戦を制して4冠を獲得。今年2月、WBO指名挑戦者ジャック・カテラル(英)に勝利したあと、WBA王座をはく奪され、今回WBC王座を返上したことで2冠になった。

 テイラーはカテラルとの試合がダウンを喫した末に2-1判定勝ちだったこともあり、汚名返上をかけたリマッチに臨む可能性が指摘されている。また、かねて表明しているウェルター級進出に舵を切る可能性もあるが、ウェルター級は現在、3団体統一王者エロール・スペンスJr(米)とWBO王者テレンス・クロフォード(米)のビッグマッチ開催が模索されている最中ですぐにチャンスがつかめるかは微妙な状況だ。

 セペダ(33=35勝27KO2敗)は15年7月、テリー・フラナガン(英)とのWBOライト級王座決定戦に挑み、2回に左肩を脱臼してTKO負け。19年2月にあWBC・S・ライト級王者ラミレスに小差判定負けでベルト獲得を逃した。満を持して3度目の正直に挑む。

 WBCとWBOの2冠王者だったラミレス(29=27勝17KO1敗)はテイラー戦で2度ダウンを喫しながら奮闘したものの3ジャッジとも2ポイント差で敗れた。再起戦をへて再び世界戦のリングに上がることになる。Photo by SUMIO YAMADA

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