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2022年8月6日 土曜日

ウェルター級2冠王者の豊嶋亮太 5回TKO勝ちでWBO・AP王座V2「もう一つ上を目指したい」

 WBOアジアパシフィック・ウェルター級タイトルマッチが6日、後楽園ホール「第615回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、WBO10位、WBC13位にランクされる王者の豊嶋亮太(帝拳)が挑戦者アダム・ディウ・アブドゥルハミド(フィリピン)に5回37秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。試合の模様は日テレジータスで9日21時30分から放送される。

豊嶋は3回からピッチを上げた

 昨年ブレークした豊嶋がフィリピン王者を迎えての防衛戦。豊嶋はスタートから積極的。距離を詰めて左ボディを軸にコンビネーションを打ち込んでいく。アブドゥルハミドもボディを打ち返す。2回も近距離の攻防。互いにボディブロー、アッパーを繰り出していく。優位に立っているのは豊嶋だ。

 3、4回と豊嶋は少し距離を取りながら左フック、ボディブローをコツコツと当てていった。アブドゥルハミドの右耳が大きく腫れてきた。5回、ドクターチェックが入った直後、豊嶋が左フックを決めるとアブドゥルハミドが大きく後退。襲いかかったところでダウンとなり、主審が試合を止めた。26歳の豊嶋は16勝10KO2敗1分。右耳の内出血がひどく、カリフラワー状態となったアブドゥルハミドは17勝9KO11敗。

カルロス・トレーナーと豊嶋

豊嶋の話「パンチでストップできたのは良かった。ただ距離感がちょっと…独特の動きで手を焼いた。相手が後手でチャンスメークが難しかった。(最初は互いに頭が近かったが)3、4回くらいから変えることができた。(試合前に大きなことを言ったが)言うことも殻を破るひとつだと思う。自分に圧をかけながらボクシング人生をやっていきたい」

李は左一発で試合を決めた

◇ライト級8回戦
李健太(帝拳)[TKO2回50秒]キム・ムーヒョン(韓)
 アマで102勝している日本S・ライト級15位の李が韓国ライト級王者のキムを迎えた。サウスポーの李は右で探りながら左を狙うボクシング。初回終盤、左ボディアッパーから右フックのコンビネーションを決めた。

 キムは2回、右を打ち込んで前に出ようとした。しかしキムが左ボディを打とうとしたところ、李がこれをかわして左を打ち下ろすとキムがキャンバスに転がる。立ち上がったところに李がラッシュ、主審が試合を止めた。1年5カ月ぶりの試合で勝利の李は4勝2KO1分。「デビュー戦以来、左で倒していなかった。やっと左で倒せた」と顔をほころばせた。ストップに不満顔のキムは9勝5KO3敗。

矢代(右)は右の使い方がうまかった

◇S・フライ級8回戦
矢代博斗(帝拳)[TKO4回1分12秒]スパーポン・ハンビチャチャイ(タイ)
 元日本S・フェザー級王者、矢代義光を叔父に持つ矢代と、元IBFフライ級王者ピチット・シスパンプラチャンを父の持つスパーポンのサウスポー対決(ピチットの実弟ピチット・チョーシリワットは山口圭司からWBA・L・フライ級王座を獲得)。

 体格で上回る矢代がジャブで先制。2回はスパーポンが左を決めて矢代を下がらせるが、ラウンド終盤に矢代がアッパーをうまく使ったコンビネーションでスパーポンをコーナーに釘付けにした。3回もスパーポンを連打で追い込んだ矢代は4回も激しくラッシュ。タイ陣営からタオルが投げ込まれた。矢代はデビューから3連続KO勝ち。スパーポンは3勝2KO1敗。

最後は左カウンターで試合を締めた浦川

◇ライト級6回戦
浦川大将(帝拳)[TKO4回23秒]ピーラパン・ジャッカン(タイ)
 日本ライト級14位の浦川がアグレッシブに仕掛けると、ひとまわり小柄なピーラパンも強気なところを見せ、初回からアクションの多い立ち上がり。2回、ピーラパンが攻めて浦川が左目尻から出血すると、両者が激しく打ち合う展開に突入した。ピーラパンはバッティングで減点1。

 3回、浦川はボディ攻撃でタイ人にダメージを与えた。迎えた4回、浦川がマウスピースを入れ忘れ、いったん試合が止まって再開直後だった。浦川が左を突き刺すと、これがカウンターとなてピーラパンを直撃し、バッタリとキャンバスへ。主審が試合を止めた。浦川は8勝5KO1敗。ピーラパンは8勝7KO2敗。

嶋田(右)はスキのないボクシングで勝利

◇フェザー級6回戦
嶋田淳也(帝拳)[3-0(59-55×2、60-54)]レシェル・カロ(フィリピン)
 興國高、駒澤大出身の嶋田がプロ2戦目。両者ともに力強いジャブ、右ストレートを盛んに交換する立ち上がり。嶋田は2回、距離をキープしながら多彩なパンチを上下に打ち分けペースをつかみにかかるが、3回はカロが右フックを決めて攻勢に出た。

 4回は再び嶋田が多彩なパンチを散らしてカロに迫った。5回は終盤、右アッパー、右フックを決めてカロの動きを止めてラッシュ。見せ場を作った。嶋田は最終回もよく手を出し、カロにダメージを与えて試合を終えた。嶋田は2勝。18歳のカロは3勝1KO1敗。

野田(左)はスタートからボディ打ちが光った

◇L・フライ級6回戦
野田賢史(帝拳)[3-0(60-54×3)]キティデッチ・ヒランスク(タイ)
 昨年10月にプロ初黒星を喫した野田の再起戦。野田はジャブ、左ボディでスイッチを繰り返すキティデッチに圧力をかけていった。キティデッチは3回から前に出て右ボディを打ち返して対抗。野田は4回以降ペースを上げ、右ストレートとボディ打ちでキティデッチを追い込んでいったが、タイ人は最後まで闘志を失わなかった。野田は3勝2KO1敗。キティデッチは9勝5KO3敗。

デビュー戦でKO勝利を飾った小川

◇S・フライ級6回戦
小川寛樹(帝拳)[KO4回2分44秒]ポンテープ・ブンチャーリー(タイ)
 日大出身で国体優勝経験のある小川のデビュー戦。体格で大きく上回る小川は2回、ジャブに加えて右を打ち込み始め、3回は接近してKOを狙っていく。ポンテープも右を打ち込んで必死に抵抗。しかし4回、小川が集中的に左ボディを打ち込むと、粘っていたポンテープが沈んだ。ポンテープは1勝1KO1敗。

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