元世界王者の山中竜也 復帰2戦目でWBC15位に判定勝ち 芦屋大出身ホープ3人勝利
2022年8月14日 23時57分
2022年8月14日 22時25分
14日、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールにて、中日本新人王決勝が行われ、各階級の新人王が決定した。各階級の勝者は沖縄で西部日本新人王と対抗戦を戦い、勝者が西日本新人王と西軍の代表を賭けて激突する。各階級の勝者と三賞は以下の通り。
MVP 山辺蓮 S・フェザー級
技能賞 佐野遥渉 S・フライ級
敢闘賞 宮澤蓮斗 ミニマム級
◇ミニマム級4回戦
宮澤蓮斗(蟹江)[2-1(38-38、39-37×2)]今井聖也(とよはし)
昨年11月以来の再戦(今井の判定勝ち)。リベンジに燃える宮澤が開始と同時に襲いかかる。それでも打って動くサウスポーの今井がいいペースのスタートと思われたが、宮澤は構わず圧をかけて前に出て、ボディブローを打ち込む。打ち合っても、その最後を細かく当てて今井が抑えているようにも見えたが、印象的なヒットは宮澤が上回り、接戦をものにした。
◇S・フライ級4回戦
佐野遥渉(平石)[3-0(40-36×3)]岩永翔太(タキザワ)
開始からリズムよく、そして力強く左を弾く佐野。ガードを固めてボディ攻撃に活路を見出そうとする岩永だが、佐野は力強い右から左右連打で押し返す。最後まで懸命の攻撃の岩永を常に上回るボクシングの質を見せた佐野が、三者フルマークの採点で、大会技能賞に輝いた。
◇バンタム級4回戦
大城雄都(トコナメ)[3-0(39-37×3)]藤本翔太(平石)
左を突いて回る藤本。クラウチングスタイルで追う大城。小刻みな左を真っ直ぐ伸ばす藤本が大城の顔面を弾くが、構わず前に出て左右フックを振るう。止まらない大城の前進からの左右フックに巻き込まれ、膝が折れる場面もあった藤本。それでも初勝利へ向け必死の応戦を続けたが、最後は大城が押し切った。
◇S・フェザー級4回戦
山辺蓮(市野)[TKO4回2分11秒]宮崎裕也(薬師寺)
鋭いステップで真っ直ぐなワンツーを突き刺すサウスポーの山辺だが、時折宮崎の思い切ったパンチを受け、膝が揺れる場面も。ボクシングでは上回っているように見える山辺だが、ガムシャラな宮崎の拳に打ち終わりを狙われている。しかし最終回、ペースアップした山辺は、スイッチを繰り返して打開を図る宮崎をロープへ追ってパンチをまとめて倒し、試合を終わらせた。
◇S・ライト級4回戦
藤崎紘成(和光)[判定3-0(39-37×3)]柳川竜也(名古屋大橋)
見合う時間が長い両者。その間をサウスポー藤崎の左ストレート、そして返しの右フックが切り裂く。展開を変えるため、3回から前に出始めた柳川だが、頻度はともかく藤崎のストレートパンチの方が見栄えがいい。最終回、必死に喰らいついた柳川だが追撃は及ばず、藤崎の手が上がった。
S・バンタム級は塩田賢(市野)の棄権により、川合絢也(西遠)が不戦勝。その他の中日本新人王は下記の通り。
L・フライ級 赤塚翔(名古屋大橋)
フライ級 坂井涼(畑中)
フェザー級 富平謙伸(中日)
ライト級 中尾公信(ニイミ)
ウェルター級 松岡陸(浜松堀内)
また試合の合間には、先日大阪でWBOアジアパシフィック・ミドル級王座を獲得した能嶋宏弥(薬師寺)がリング上から挨拶し、11月20日に同会場で防衛戦を行うことを発表した。
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