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ナバレッテはボディーで沈める WBOフェザー級V3 階級アップは未定

2022年8月21日 14時19分

 米カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナで行われたWBOフェザー級タイトルマッチは、王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ=写真)が同国の挑戦者8位エデュアルド・バエスに6回1分5秒KO勝ち。2階級王者ナバレッテは3度目の防衛に成功した。

ナバレッテ(左)はやや苦しみながらの展開

 初回、右構えでスタートしたナバレッテに対し、世界初挑戦のバエスは左ボディーを叩き込んで優勢。しかしナバレッテは大振りの右から左を浴びせ威嚇する。2回もバエスが攻め込むが王者は左を返して対処。それでも挑戦者は3回、積極的に腹を叩きポイントを上げる。

最後はボディで沈めた

 一撃のパワーを感じさせるものの、パンチの的中率が低いナバレッテはやや苦戦の様相。5回もバエスが右から左フックをねじ込んでラウンドを連取した印象。しかし6回、ナバレッテの右アッパーから左ボディーが急襲。ヒザを着いたバエスは立ち上がることができずカウントアウトされ、しばらくマットに横たわった。

 ナバレッテは36勝30KO1敗。S・フェザー級転向も噂されるが、「しばらく休んでチームと相談して決断したい」と語った。敗れたバエスは21勝7KO3敗2分。

スコアは割れていた

 同じリングで行われたミドル級6回戦で、モハメド・アリの孫ニコ・アリ・ウォルシュ(米)がレイジェス・サンチェス(米)に2回2分ボディー打ちでKO勝ち。初戦で判定勝ちに終わった相手を倒し戦績を6勝5KO無敗とした。

 また地元のウェルター級ランカー、ジョバニ・サンティリャン(米)が10回戦でフリオ・ルナ(メキシコ)に3-0判定勝ち。スコアは96-94に100-90が2者。また強打のメキシカン新鋭対決となったS・ライト級8回戦は、五輪代表選手リンドルフォ・デルガドがすでに世界ランクしているオマール・アギラルに3-0判定勝ち。スコアは77-75に79-73が2者。デルガドは16勝13KO無敗。初黒星のアギラルは24勝23KO1敗。(三浦勝夫) Photos by SUMIO YAMADA

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