元王者対決は代役リピネッツが8回終了TKO勝ち 敗れたフィゲロアは引退表明
2022年8月21日 16時50分
2022年8月21日 16時26分
米フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・ホテル&カジノで20日(日本時間21日)行われた2つのWBAタイトルマッチは、いずれもドミニカ共和国の選手がベルトを獲得した。
まずイベントのセミ格でゴングが鳴ったWBA・S・ライト級王座決定戦はサウスポー同士の対戦。同級1位アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)が2位パティル・アフメドフ(カザフスタン)に左右で仕掛けてリード。しかし4回から反撃したアフメドフは6回、プエジョをロープへ詰め、右を上下に叩き込む。
後半もプレスをかけるアフメドフがプエジョをコーナー、ロープへ追い込みドミニカ人がカウンターを浴びせる攻防で推移。拮抗したスコアが予想され、ジャッジ1人は115-113でアフメドフだったが、他の2人は117-111と意外な大差でプエジョが支持された。2-1判定勝利に狂喜したプエオは21勝10KO無敗。アフメドフは9勝8KO2敗。
同じリングのWBA・S・フェザー級王者ロジャー・グティエレス(ベネズエラ)vs.挑戦者1位エクトル・ルイス・ガルシア(ドミニカ共和国)は出だしからサウスポーのガルシアがリード。4回、左でグティエレスをのけ反らせ、右アッパーをフォローするなど8回までポイントを蓄積する。
しかし9回以後、グティエレスが奮起。右フック、ストレートでガルシアを攻め立てるシーンをつくる。しかし時すでに遅し。前半の攻勢が功を奏し、スコアカードは118-110,117-111が2者の3-0でガルシアがベルトを巻いた。ガルシアは16勝10KO無敗3無効試合。2度目の防衛に失敗したグティエレスは26勝20KO4敗1分。Photos from Esther Lin/SHOWTIME
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