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袴田さん事件で最終意見陳述、来年3月にも結論

2013年12月17日 13時22分

袴田さん裁判が最終局面(ボクシングニュース)
若き日の袴田さん

 獄中から無罪を訴える元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さん(77)の裁判は16日、静岡地裁で弁護団と袴田さんの姉秀子さんが最終意見陳述を行った。これで検察と弁護団のやりとりはすべて終わり、あとは裁判所が出す結論を待つのみとなった。

「巌が言いたいであろうことを考えてしゃべった」という秀子さんは20分にわたり、袴田さんの無罪、支えてきた家族の思いなどを裁判官に訴えた。弁護団は12月2日に出した最終意見書の中身についてプレゼンをした。

 この日の法廷で地裁は、裁判長と裁判官の3人が2日に東京拘置所を訪れ、袴田さんから意見聴取を試みたことを明らかにした。しかし袴田さんは「どうしたって死刑になるんだから」と看守に話し、裁判官との面会を拒否したという。袴田さんは80年の死刑確定後から精神的にかなり不安定で、現在は3年以上すべての人との面会を拒んでいる状態だ。

 日本プロボクシング協会では他の支援団体と連携して強盗殺人の罪を着せられた袴田さんを救おうと署名活動を展開中。1月13日に静岡で全国集会を開き、裁判所に署名を提出する予定。

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