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寺地拳四朗とのスパーで腕磨く村地翼 10.30地元静岡でWBOアジアS・フライ級王座決定戦

2022年9月12日 17時59分

 駿河男児ジムは12日、10月30日に静岡県富士市のふじさんメッセで開催する「ふじの国プロフェッショナルボクシング2」のメインでWBOアジアパシフィックS・フライ級王座決定戦を行うと発表した。所属の村地翼がウィルベルト・ベロンド(フィリピン)と田中恒成(畑中)が返上した王座を争う。

王座獲得を誓う村地(左)と前島会長

 東洋大を中退して2018年にプロデビューした村地(8勝3KO1敗1分)は19年9月、5戦目で空位の同王座をフローイラン・サルダール(フィリピン)と争い、初回にダウンを奪いながら8回TKO負け。プロ初黒星を喫した。その後4勝1分で今回の試合を迎える。

 村地は「前回のサルダール戦は、会長から『はだ早い』と言われたのに、僕が『ぜひやらせてください』とお願いした。ネットでは地方のジムで焦っているとか言われたけど、そんなことはない。今回は勝って会長にベルトを渡したい」と抱負を語った。

 サルダールに敗れて以降、20年からはワタナベジムで世界王者を育てた高橋智明トレーナーとタッグを組んだ。ジャブと右ストレートに自信を持つ村地は現在、高橋トレーナーとボディ攻撃に磨きを掛けている。「相手は井発を振るタイプだけど後半はスタミナが落ちる。ボディを効かせて終盤にKO勝ちしたい」とKO奪取に意欲を見せた。

 26歳のウィルバートは16勝6KO5敗2分。2度の来日経験があり、16年7月に前日本フェザー級王者の丸田陽七太(森岡)に6回TKO負け、19年8月に現日本バンタム級1位、大嶋剣心(帝拳)に判定負けしている。

 村地は現在、2週間の日程で三迫ジムに出向き、WBC・L・フライ級王者の寺地拳四朗(BMB)らと拳を合わせている。「めちゃくちゃ練習になる。すべてのフェイントに反応しすぎとか、アドバイスももらっている」と話す。

 今月後半は大橋ジムに週1、2ペースで通い、来月は再び東京でスパーリング合宿を行う予定。3度目の正直でジム初のベルト獲得を狙う前島正晃会長は「前回は経験不足という不安が的中してしまったが、今回は違う。冷静に戦えれば必ず勝てる。機は熟した」と地元での王者誕生に自信を見せた。

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