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ボクシング関係者が袴田巖さん無罪求めてアピール 東日本新人王で特製缶バッジ署名&募金活動

2022年9月20日 9時33分

 元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さん(86)を支援する日本プロボクシング協会の袴田巌支援委員会のメンバーが19日、東京・文京区民センターで開かれた集会に参加し、袴田さんの早期再審開始と無罪獲得をアピールした。

 集会は「我ら『冤罪なれど死刑囚』故奥西勝さんと袴田巌さんの命から人権問題を考える」と題し、冤罪を訴え続け2015年に89歳にして医療刑務所で亡くなった死刑囚、奥西勝さんの「名張毒ぶどう酒事件」の支援者と袴田さんの支援者が合同で開催。ジャーナリストによる講演や、弁護団による裁判報告が行われた。

 集会には関係者のほか、参議院議員の鈴木宗男氏、漫画家のやくみつる氏、ジャーナリストの江川紹子氏ら冤罪撲滅に賛同するメンバーが参加してリレートークを行った。袴田支援委員会からは、新田渉世・川崎新田ジム、松岡修・シュウジム、本田秀伸・神奈川渥美の各ジム会長、元プロボクサーで漫画家の森重水さんが参加した。

 本田会長は「袴田さんが“ボクサー崩れ”という理由で逮捕されたのは悲しいし、悔しい」と話した上で、協会の活動を紹介。今年の東日本新人王戦で、委員会で作製したオリジナル缶バッジを使った募金活動と署名活動を展開し、缶バッジを手にした人たちにSNSを使って袴田事件を広めてもらうようお願いしていくことを報告した。

 袴田事件は2014年、静岡地裁が再審開始決定と刑の執行停止を命じて袴田さんは48年ぶりに釈放された。しかし検察側がこれに納得せず抵抗、裁判は現在も東京高裁で続いている。

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