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2022年9月22日 木曜日

千葉開が東洋太平洋バンタム級王座獲得 強打の栗原慶太に最終回TKO勝ち

 東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが22日、後楽園ホール「あしたのジョー メモリアル2022」のメインイベントで行われ、挑戦者13位の千葉開(横浜光)が王者の栗原慶太(一力)がに12回50秒TKO勝ちで新チャンピオンとなった。栗原は2度目の王座の初防衛に失敗。

千葉(右)は後半に栗原を追い詰めた

 WBC11位を筆頭に3団体で世界ランク入りする栗原が2度目のタイトルアタックとなる千葉を向田。両選手は「あしたのジョー」の作画、ちばてつやさんの応援メッセージ映像が会場に流れたあとに入場した。

 強打のチャンピオンがジワジワとプレスをかける静かな立ち上がり。栗原は必殺の右を狙った。千葉はそうはさせじと動いて的を絞らせず、数は少ないながらもタイミングを外して上下にパンチを打っていく。4回は栗原が連打を見せ、4回を終わっての公開採点は49-47×3で栗原がリード。千葉は栗原の強打を外しているが、ポイントには今ひとつ結びつかない。

 中盤、栗原が強打をガードの上から打ち込むシーンが増える。千葉は接近戦に活路を見いだし、6回は栗原を嫌がらせた。栗原はこのあたりから右が出なくなり、7回に下がり始めて一気に形勢が逆転。千葉の右が栗原の顔面をとらえた。8回は打撃戦。千葉が左目上部をパンチでカット。公開採点は76-76でイーブンとなった。

 千葉は接近戦で栗原を追い詰めていった。栗原は10回に反撃。久々に右をフルスインルして千葉に迫る。11回は千葉がボディ、顔面にパンチをまとめ、栗原はダウン寸前に追い込まれるが、驚異的な粘りでパンチを出して応戦。しかし12回、千葉がボディ攻めからラッシュしたところで主審が崩れ落ちる栗原を救った。

 千葉は昨年5月、中嶋一輝(大橋)に挑戦して判定負け以来、2度目となるタイトル挑戦に成功。中嶋をノックアウトして王者となった栗原を下しての戴冠となった。戦績は15勝9KO3敗。栗原は16勝14KO7敗1分。

千葉の話「前半は脚を使って動き、後半に前に出る作戦だった。体を密着するくらいの距離を相手が嫌がっているのが分かった。(10ラウンドに反撃され)あそこで相手に出し切らせようと思った。それでメンタル的に優位に立てると思った。これが最後のタイトルマッチだと思って1日、1日を過ごしてきた。初めて変なプレッシャーがなく、すっきりした気持ちでリングに上がれた。ベルトを獲るのは夢だったので、勝ったときは夢のような瞬間だった」

 メインの前には「あしたのジョー メモリアル」として原作者、梶原一騎さんの息子、高森城さんと力石徹のモデルになった空手家で東京中日スポーツの山崎照朝さんのトークショーが行われた。

 その「あしたのジョー」のキャラクター、白木葉子からリングネームをつけた白木ようこ(一力)は赤木理沙(DANGAN越谷)のデビュー対決に3回TKO負け。初陣を飾ることはできなかった。

 また、セミの前には元A級ボクサーで現在は一力ジムでトレーナーを務める宮崎辰也(38)が宮本知彰(一力)と引退スパーリングを行った。勝っても負けてもKO主義の宮崎が残した戦績は25戦9勝9KO15敗(12KO)1分。最後は6連続KO負けとなったが、21年6月21日のラストファイトまであきらめずに戦い続けた。スパー後は「ありがとうしかありません」とファンにあいさつした。

近藤は6回に右を決めて試合を終わらせた

◇64.0キロ8回戦
近藤明広(一力)[TKO6回2分5秒]柳達也(伴流)
 6月にOPBF・S・ライト級王座に就いた近藤が無冠戦え日本同級6位の柳を迎えた。近藤はガードを固めてプレスをかけ、ジャブ、右フックで柳に迫った。2回には右フックをクリーンヒット。柳は近藤のディフェンスを崩せない。

 近藤は3回以降も左をうまく使い、右をコンスタントに叩き込み、柳を追い込んでいく。劣勢の柳は5回から前に出ていったが、有効打で上回ったのは近藤。6回、近藤の右カウンターが決まり、柳がヒザをつくダウンを喫すると、立ち上がったものの主審は試合を止めた。ベテラン対決で貫禄を見せた37歳の近藤は35勝20KO10敗2分。32歳の柳は18勝7KO8敗2分。

◇48.0キロ6回戦
山本智哉(横浜光)[3-0(58-56、59-55×2)]キティデッチ・ヒランスク(タイ)

◇S・フェザー級6回戦
中村駿(横浜光)[KO4回1分51秒]烏野遼(真正)

◇女子アトム級4回戦
赤木理沙(DANGAN越谷)[TKO3回1分42秒]白木ようこ(一力)

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