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中谷正義も公開スパー「接近戦でどう戦うかカギ」 吉野修一郎と11.1ライト級頂上対決

2022年10月4日 16時27分

 11月1日さいたまスーパーアリーナでWBOアジアパシフィック・ライト級王者の吉野修一郎(三迫)に挑戦する元東洋太平洋同級V11王者の中谷正義(帝拳)が4日、同じ日に世界挑戦する岩田翔吉(帝拳)と都内のジムで公開練習を行った。

中谷(左)は日本王者の宇津木と熱のこもった3ラウンド

 試合に向けてスパーリング開始となった中谷はこの日、日本同級王者の宇津木秀(ワタナベ)を迎えた。長身の中谷は鋭いジャブから右ストレートにつなげたり、ロープを背負って宇津木に攻めさせたり、最後はうなり声を上げて思い切り打ち合ったりと、ベテランらしくテーマを持って3ラウンドをこなした。

 中谷(20勝14KO2敗)は東洋太平洋王座を11度防衛したあと、アメリカでIBF挑戦者決定戦の部隊に立ち、ラスベガスではフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)、元3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とも拳を交えた。キャリアでは吉野(15勝11KO無敗)を大きく上回るが、試合が決まる前にも吉野のことは漠然と意識していたという。

 その吉野については「穴が少ない選手。そこを僕がどう突いていくか。接近戦は相当強いと思う。そこでたいていの選手がやられている。そこで僕がどう戦うかがカギだと思う」と試合を見据えた。

左から粟生トレーナー、岩田、中谷、田中トレーナー

 現在の世界ランキングは、中谷がWBC9位、吉野はWBO9位を筆頭に4団体で15位以内に入っている。中谷がアメリカで試合をしている間に無敗のまま日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座を獲得した吉野は「漠然と意識していた」という存在だ。再びアメリカでトップ選手と戦うためにも、中谷にとっては負けられない戦いとなる。

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