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11.1世界初挑戦の岩田翔吉「魂を見せる」 ミニマム級WBC1位の重岡銀次朗と激アツスパー

2022年10月4日 15時54分

 11月1日さいたまスーパーアリーナの「Prime Video Presents Live Boxing」でWBO世界L・フライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に世界初挑戦するWBO同級2位の岩田翔吉(帝拳)が4日、都内のジムでスパーリングを公開。世界タイトルにかける熱い思いを言葉と体で表現した。

岩田(右)と重岡とバチバチのスパーを披露した

 岩田のパートナーに抜擢されたのはミニマム級でWBC1位を筆頭に4団体で上位にランクされる重岡銀次朗(ワタナベ)。3ラウンドのスパーリングでは、岩田が強烈な右やいきなり踏み込んでのアッパーを繰り出せば、サウスポーの重岡も負けじと左ストレート、右フックを打ち込み、公開スパーとは思えない“熱戦”を披露した。

 日本タイトルを返上して試合が決まっていない重岡は「1階級上とは思えないほど体が強い。パンチ力も京口さん(WBA王者)に負けないくらいある。試合のないこの時期に追い込めるのはありがたい」と岩田のパートナーを大歓迎。これらも試合までパートナーを務めていく予定だ。

 身長153センチの重岡は身長157センチのゴンサレスと体格的に近いサウスポーとはいうものの、ゴンサレスはフットワークを駆使する技巧派で重岡とタイプは異なる。「しっかりつかまえて倒して勝ちたい」というのが岩田の描くシナリオだが、相手が自分から余り仕掛けないゴンサレスだけに、そこは工夫が必要だろう。

「充実した日々を送っている」と岩田

 岩田は「ずっと一定のペースで負っていっても相手が慣れてしまう。ここぞという嗅覚を持って試合に挑みたい」と緩急とメリハリの大切さを認識。粟生隆寛トレーナーが指摘する岩田の長所「爆発力と意外性」をリングで存分に発揮しようとしている。

 ゴンサレス攻略の練習は試合直前まで続くが、岩田は「今回の試合は魂のこもった、技術を凌駕する自分の気持ちを見てほしい」というように戦術よりも魂を強調した。17年間のボクシング人生のすべてをリングで出し切るつもりだ。

 当日のメインはL・フライ級の寺地拳四朗(BMB=WBC王者)と京口紘人(ワタナベ=WBAスーパー王者)による2団体統一戦。ライト級国内頂上対決、WBOアジアパシフィック王者の吉野修一郎(三迫)と元東洋太平洋V11王者の中谷正義(帝拳)の一戦も組まれている。

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