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世界再挑戦狙う和氣慎吾あす中川麦茶戦 日本ウェルター級挑戦者決定戦 重田裕紀vs.坂井祥紀も

2022年10月21日 16時34分

 あす22日後楽園ホールで開催される「A-sign Boxing&DANGAN253」の計量が21日、日本ボクシングコミッションで行われた。メインのフェザー級8回戦は、元東洋太平洋、日本S・バンタム級王者の和氣慎吾(FLARE山上)が57.0キロ、元日本ランカーの中川麦茶(一力)がリミットの57.1キロで合格した。

健在ぶりをアピールしたい和氣(左)と中川

 世界挑戦経験を持つ35歳のサウスポー和氣(28勝20KO7敗2分)は6月に続いてのリング。悲願の世界再挑戦に向けて負けられない一戦だ。元日本S・バンタム級1位の33歳、今年復帰した中川(24勝14KO9敗2分)は連敗中。和氣を下して一気に再浮上を狙う。

 セミには元日本S・ライト級王者の鈴木雅弘(角海老宝石)が登場。2月の日本ライト級王座決定戦で宇津木秀(ワタナベ)に敗れてからの再起戦に挑む。近藤哲哉(横田S)とS・ライト級8回戦。

2年ぶりの再戦となる重田(左)と坂井

 もう一つの8回戦は日本ウェルター級最強挑戦者決定戦で、同級1位の重田裕紀(ワタナベ)と同2位の坂井祥紀(横浜光)によるマッチアップ。両者は以前対戦して坂井の判定勝ち。2年2カ月ぶりの再戦だ。

 計量を終えた坂井は「一度、勝っているとはいえ、いい選手なので、むしろ慎重に。気を引き締めていきたい。とにかくこれに勝つことに集中して、タイトルのことは勝ってから考えたい」とコメント。重田は「一度、負けている相手なので、やり残したことがあるという気持ち。あれからどれだけレベルアップできたか証明して、タイトル挑戦に進みたい」と話した。現在の日本チャンピオンは小原佳太(三迫)。

 なお、この日の興行では、元WBO・S・フェザー級王者の伊藤雅雪さんの引退式も行われる。伊藤さんはすでにTBプロモーション代表として12月3日の韓国仁川イベントを手がけるなど、プロモーターとしての活動をスタートさせている。

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