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元世界王者 岩佐亮佑の復帰戦相手セルバニアが体重超過 桑原拓は東洋太平洋王者マグラモに挑戦

2022年10月24日 16時50分

 あす25日、後楽園ホールで開催される「第93回フェニックスバトル」の計量が24日行われた。メインの62.0キロ契約10回戦は、元IBF・S・バンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)の対戦相手の元世界ランカーのゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)が600グラム・オーバー。セルバニアは試合当日18時の計量で64.0キロ以下にするよう定められた。

1年半ぶりの復帰戦を迎える岩佐

 この試合は当初、フェザー級(57.1キロ)戦として発表されたが、その後59キロ契約、62キロ契約と変更となった。

 IBF・S・バンタム級暫定王者だった岩佐は昨年4月、アウェーでWBAスーパー&IBF正規王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦して5回TKO負け。今回は復帰戦となり、国内での試合は19年2月、IBF王座を失ったTJ・ドヘニー戦以来3年10カ月ぶりだ。

 契約体重が変わって計算が来るし、2回目の計量で61.8キロで合格した岩佐は「なんなんださすがに」という落胆はあったというが、「応援してくれる人のためにも、やってきたことを信じて、全身全霊をかけて試合に臨む」と海外で名の知れたセルバニア撃破に集中力を高めた。

王者マグラモ(左)に桑原が挑む

 セミの東洋太平洋フライ級タイトルマッチは、王者ジーメル・マグラモ(フィリピン=26勝21KO2敗)が1回目の計量で900グラム・オーバー。関係者をやきもきさせたが、およそ1時間後に50.7キロでクリア。挑戦者の桑原拓(大橋=10勝6KO1敗)は50.8キロで合格した。

 昨年7月、日本フライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に敗れてから2連続TKO勝ちの桑原は「この2試合は早すぎて自分でも分からなかったので、成長した姿を自分で感じたい」とコメント。得意のジャブでマグラモ撃破を誓った。

 同じリングでは元東洋太平洋ミニマム級王者の小浦翼(E&Jカシアス)がアルアル・アンダレス(フィリピン)と、元同バンタム級王者の中嶋一輝(大橋)がチャイワット・ブアトクラトック(タイ)とそれぞれ8回戦。もう一つの8回戦は、日本S・バンタム級4位の石井渡士也(REBOOT.IBA)と池側純(角海老宝石)のS・バンタム級戦。

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