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2022年10月25日 火曜日

桑原拓がWBC4位マグラモに3-0判定勝ち 東洋太平洋フライ級タイトル獲得

 東洋太平洋フライ級タイトルマッチが25日、後楽園ホール「フェニックスバトル」のセミで行われ、挑戦者13位の桑原拓(大橋)は王者ジーメル・マグラモ(フィリピン)に3-0判定勝ちで新チャンピオンに輝いた。スコアは116-112、117-111×2。マグラモは初防衛に失敗。

桑原(左)は機動力と多彩なパンチが光った

 体格とスピードで上回る桑原がアグレッシブに多彩なパンチを放つ立ち上がり。マグラモは2回からプレスをかけていくが、桑原はよく動きながら、左フック、左アッパー、右ストレートを繰り出し、4回には左のダブル、トリプルから左フック、右ストレートをヒット。4回を終わっての採点は、桑原が39-37、40-36×2でリードした。

 マグラモは桑原をつかまえようとするが、フットワークとハンドスピードの速さについていけない。桑原は5回、右ストレートをクリーンヒット。マグラモも意地を見せて食い下がり、7回にはボディ攻撃で迫った。8回を終わって、スコアは79-73、78-74×2で桑原がリードを守った。

 終盤も桑原のボクシングは崩れなかった。前に出るマグラモをいなし、パンチを突き刺すボクシングは最後まで健在。11回終了間際、右の相打ちはヒヤリとしたが、これも大事にはいたらなかった。

 桑原は昨年7月、日本フライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に挑戦、10回TKO負けでプロ初黒星を喫したがその後は連勝。初タイトル獲得した。11勝6KO1敗。

重圧を乗り越えてのベルト獲得だった

桑原の話「去年この場所で日本タイトルマッチに敗れて、今回チャンスを作ってもらって、自分の中ではここで負けたらあとがないという重圧があった。(負けてからは)スピードをいかしつつ緩急をつけ、相手の重圧を受けないボクシングを磨いてきたけど、最後はプレスの強いマグラモ選手に苦しめられた。

 これで世界ランキングも、東洋のベルトも手に入ったけど、今日の内容では世界はまだまだだと思う。このあと井上尚弥選手のスパーリング・パートナーに指名していただいてるので、(12月13日の)4団体統一戦に少しでも貢献できるようがんばりたい」

 マグラモは20年11月、空位のWBOフライ級王座を中谷潤人(M.T)と争って8回KO負けして以来の黒星。現在はWBC4位、IBF12位、WBO13位にランクされている。戦績は26勝21KO3敗。

石井(左)と池側は互いに譲らずドロー

◇S・バンタム級8回戦
石井渡士也(REBOOT.IBA)[引き分け1-0(77-75、76-76×2)]池側純(角海老宝石)
 日本S・バンタム級4位の石井と大商大出身のサウスポー池側の対戦。初回、プレスをかけようとする石井に対し、池側の右アッパーが2度ヒットした。池側は距離を保ちながら、石井の右に左を合わせ、右アッパーをアクセントで織り交ぜて、石井のアタックを封じにかかった。

 石井も徐々にアジャストし、射程距離も入ってジャブ、右ストレートが届くようになっていく。4回にワンツーをヒット。しかし池側も譲らず、5、6回は膠着状態に。一転して7回は、石井のプレスに池側が応じて接近戦となり、両者は体をぶつけ合ってパンチを交換した。最終回も接戦。石井の右、池側の左がともにヒットした。石井は6勝4KO1敗1分。池側は3勝1KO2分。

中嶋は2度のダウンを挽回して勝利

◇S・バンタム級8回戦
中嶋一輝(大橋)[TKO8回2分18秒]チャイワット・ブアトクラトック(タイ)
 元東洋太平洋バンタム級王者のサウスポー中嶋は相手をよく見ながらプレスをかけていった。チャイワットは初回終盤、サウスポーにスイッチ。強打の中嶋は慎重で手数が少ない。チャイワットが3回、左フックを当てると勢いづき、右フック、左フックで追撃。タイ陣営が活気づいた。

 続く4回の終盤、中嶋の右フックにチャイワットが左を合わせ、中嶋が尻からダウンした。5回、中嶋が攻めて出たところで、今度はチャイワットが左、右を打ち込むと、中嶋はグローブをキャンバスについて2度目のダウンを喫した。

 6回以降は中嶋が前に出て、チャイワットがカウンターを狙う展開。追いかける中嶋は7回、左ストレートを当て、チャイワットをコーナーに押し込んでボディブローを打ち込む。チャイワットはクリンチ連発でダウン寸前。8回早々、チャイワットはホールディングで減点1。さらに中嶋にしがみついて減点1。最後は中嶋が攻め続けたところでストップとなった。逆転勝ちの中嶋は13勝11KO1敗1分。チャイワットは38勝25KO7敗。

◇48.0キロ8回戦
小浦翼(E&Jカシアス)[負傷引き分け2回38秒]アルアル・アンダレス(フィリピン)
 元OPBFミニマム級王者でWBC14位の小浦が昨年11月の黒星から再起戦。WBO同級8位アンダレスを迎えた。小浦がフットワークとジャブで小柄なアンダレスを突き放す立ち上がり。アンダレスは右スイングで小浦に迫るもののパンチが届かない。2回、距離が詰まったところでバッティングが発生。小浦が右目上部を負傷し、あっけなく試合続行不可能となった。小浦は15勝10KO2敗1分。アンダレスは14勝6KO2敗2分。

◇S・バンタム級6回戦
坂本佳朗(本多)[2-1(59-55、58-56、54-60)]冨田風弥(TRIBE SHIZUOKA)

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