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元世界王者の岩佐亮佑 1年半ぶり復帰戦KO勝ち 再スタートは「失うものない」

2022年10月25日 21時44分

 元IBF世界S・バンタム級チャンピオンの岩佐亮佑(セレス)が25日、後楽園ホール「フェニックスバトル」のメインに登場。62.0キロ契約10回戦で、元WBOフェザー級1位ゼネシス・カシミ・セルバニア(カシミ)に4回1分46秒KO勝ちした。

国内リングは4年半ぶりだった岩佐

 岩佐は21年4月、IBF・S・バンタム級暫定王者としてウズベキスタンに乗り込み、地元のIBF正規王者&WBAスーパー王者ムロジョン・アフマダリエフに5回TKO負けして以来、およそ1年6カ月ぶりのリング。日本での試合は18年8月以来、4年4カ月ぶりとなった。

 サウスポーの岩佐が初回からジャブ、左ストレートでセルバニアをコントロールした。2回には左右のボディも決めてペースを掌握していった。セルバニアも左フック、右アッパーを繰り出すが岩佐には当たらない。

 岩佐は4回にペースアップ。左ボディアッパー、アゴへのアッパーを決めるとセルバニアがダウン。10カウントが数えられた。32歳の岩佐は27勝17KO4敗。セルバニアは34勝16KO4敗。

 この試合は当初、フェザー級だった契約体重がセルバニアの都合で62.0キロまで上がり、なおかつセルバニアが600グラム超過で迎えた一戦だった。

小林会長は「岩佐が納得できる試合を組みたい」と話した

岩佐の話「海外で勝ったり負けたりでしたけど、こうやって4年半ぶりに(日本で)ずっと応援してくれる人の前で試合ができてうれしく思います。今後の目標? この試合で勝っても負けても引退という考えもあった。納得できれば辞める覚悟はできている。だからこそ失うものはないので、突っ込んでいけるというか、強い選手に挑戦できると思っている。

62キロでやる怖さはあった。ルールは大前提だけど(自分の)現役は短い。しかも1年半ブランクがあって、これから新しい相手を見つけてというのは嫌だった。試合を成立させてほしかった。セルバニア選手はリングに上がってくれて感謝している」

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