ロマチェンコが苦しみながらも復帰戦勝利 ライト級4団体統一王者ヘイニー戦に前進
2022年10月30日 15時16分
2022年10月30日 14時55分
米カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・アリーナでゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)とDAZNが29日(日本時間30日)主催したイベントのメインで行われた12回戦は、WBOライト級6位ウィリアム・セペダ(メキシコ)が同級WBC6位ジョセフ・ディアス(米)に明白な3-0判定勝ち。強敵を下して無敗を維持し世界挑戦に前進した。
サウスポー同士。予想でやや有利と出ていたセペダが出だしから左右コンビネーションを浴びせて先制。身長、リーチで劣るディアスはディフェンスを強いられる。3回、連打を食らいロープを背負ったディアスがボディー打ちで反撃し会場が沸く。しかしセペダの士気は衰えず、その後も波状攻撃を仕掛けてリード。ディアスは左目尻にアザをつくる。
7回、反撃して一矢を報いたディアスだが、セペダはスピードを生かして元2階級王者を休ませない。11回、メキシカンのアタックに晒されたディアスはサバイバルに必死。最終回もパンチをまとめたセペダが119-109×2に118-110の大差の勝利を飾った。セペダは27勝23KO無敗。デビン・ヘイニー戦に続く連敗のディアスは32勝15KO3敗1分。
同じリングで行われたIBF女子世界フライ級タイトルマッチは、挑戦者で元WBO同級チャンピオンのアレリー・ムシーニョ(メキシコ)がこれまで9度連続防衛中だったレオネラ・ユディカ(アルゼンチン)に10回2-1判定勝ち。
コーナーにカリフォルニアの名将ジョエル・ディアス・トレーナーが就いたムシーニョがスタートから突進を繰り返してユディカを追い回す。パンチをかわされる場面があるものの、ムシーニョは左ボディー打ちをねじ込む。中盤からアルゼンチン人は右を決めて挽回を図る。
しかしムシーニョの闘志は衰えず、左目周辺を腫らしながらも懸命にユディカをチェイス。ジャッジ一人は96-94でユディカを支持したが、他の2人は97-93、96-94でムシーニョが戴冠した。
NABOウェルター級タイトルマッチは、王者アレクシス・ロチャ(米)がヘスス・ペレス(メキシコ)に大差の判定勝ちで防衛に成功。サウスポーのロチャがティファナ出身のペレスに毎ラウンド、重厚なアタックを仕掛けてリード。何度もピンチに陥るペレスだが、歯を食いしばって対抗。打たれても右、ボディー打ちを返して試合を盛り上げた。スコアは100-89、100-90、99-91でロチャがない勝利を収めた。(三浦勝夫)Photo by Golden Boy / Tom Hogan
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