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ロマチェンコが苦しみながらも復帰戦勝利 ライト級4団体統一王者ヘイニー戦に前進

2022年10月30日 15時16分

 元ライト級3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=写真)が29日(日本時間30日)、ニューヨークのマジソンスクエアガーデンHuluシアターでWBC同級8位ジャーメイン・オルティス(米)との同級12回戦に3-0判定勝ちを収めた。スコアは115-113、116-112、117-111。

 ロマチェンコは昨年12月のリチャード・コミー(ガーナ)戦以降、ロシアのウクライナ侵攻で領土防衛隊に入るなど、およそ1年ぶりのリング。試合後は「戻ってこられてうれしい。ファンのサポートに感謝する」と話したが、いつものパフォーマンスとはいかなかった。

 体格で勝るオルティスが低いガードから鋭いジャブをダブル、トリプルで出し、コンビネーションもリズム良く放って好スタートを切った。ロマチェンコは3回、右フックを当てて会場を沸かせるが、オルティスに先手を打たれて守勢に回るシーンが多い。

 ロマチェンコは5回にペースアップ。いきなりの左、右ジャブを徐々に合わせていった。オルティスは6回にスイッチして器用なところもみせる。中盤は競った展開となった。終盤はロマチェンコのプレスがようやく効いてきて、単発ながら左ボディ、アッパー、ストレートをヒット。最終回もロマチェンコ優勢でゴングとなった。

 オルティスに善戦を許したロマチェンコだが、トップランクのボブ・アラムCEOは「ライト級での最高の試合はヘイニー対ロマチェンコ。すべてのファンが見たいと思う試合の実現に向けてできる限りのことをする」と以前に一度は決まりかけたドリームマッチの実現を約束。会場で観戦をした4団体統一王者デビン・ヘイニー(米)は「最高のパフォーマンスではなかった」とこの日のライバルを評しつつも対戦を希望した。

 同じリングで五輪2大会金メダリストのWBOフェザー級3位ロベイシー・ラミレス(キューバ)がホセ・マティアス・ロメロ(アルゼンチン)に9回2分20秒TKO勝ち。現王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が階級を上げた場合、ラミレスと1位アイザック・ドグボエ(ガーナ)による王座決定戦の可能性があるという。

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