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2022年11月17日 木曜日

兄弟世界王者狙う重岡優大が圧巻3回KO勝ち WBOアジアに続き日本ミニマム級王座獲得

 日本ミニマム級王座決定戦が17日、後楽園ホール「DANGAN254」のセミで行われ、同級1位の重岡優大(ワタナベ)が同2位の仲島辰郎(平仲BS)に3回1分20秒KO勝ち。WBOアジアパシフィック王座に続いてベルトを獲得した。王座決定戦は世界挑戦の決まった重岡銀次朗(ワタナベ)のタイトル返上によるもの。

会心の右フックでKOした重岡

 セミの前には元日本S・バンタム級王者、久我勇作(32=ワタナベ)の引退式が行われた。日本タイトルマッチで2度対戦して1敗1分の古橋岳也(川崎新田)と引退スパーリングで拳を交え、最後は激しく打ち合って会場を沸かせた。

 マイクを握った久我はすべての関係者に感謝の意を示した上で、「最高のボクシング人生にしてもらった。1月が最後の試合でしたが、3月に子どもが生まれまして、これからはこの子のためにもがんばりたいと思います」と愛息を胸に抱いてあいさつ。引退の10カウント・ゴングを聞いた。

引退式を行った久我。お疲れさん!

 強打で頭角を現した久我は17年2月、2度目の挑戦で石本康隆を下して日本王座を獲得し、2度の防衛に成功。19年に田村亮一(JB SPORTS)に勝って再び日本王者となった。2度目の防衛戦で敗れた古橋と今年1月に再戦してドロー。これがラストファイトとなった。生涯戦績は27戦20勝13KO5敗2分。

◇日本ミニマム級王座決定10回戦
重岡優大(ワタナベ)[KO3回1分20秒]仲島辰郎(平仲BS)
 豊富なアマ実績を持つ重岡はスタートから「思い切りいこうと思った。大ぶりになっても後から修正すればいい。尻上がりというのが課題だったので」との言葉通り、力強くプレスをかけ、右フック、左ストレートで仲島を下がらせた。ラウンド中盤に左フックを叩き込んで、早くもダウンを奪った。

 仲島は足を使いながらジャブ、右ストレートで立て直そうと試みた。しかし重岡は3回、仲島に右フックをクリーンヒットしてダメージを与えると、さらに右フックを決めて仲島がキャンバスに落下。辛うじて立ち上がった仲島は10カウントを聞いた。

 WBC4位、WBO5位、WBA10にランクされる重岡は6勝4KO。「来年は世界をやりたい」とアピールし、1月6日にIBFミニマム級王者ダニエル・バジャダレス(メキシコ)に挑戦する弟、銀次朗との兄弟世界王者誕生を誓った。3戦連続して日本タイトルマッチに敗れた仲島は11勝7KO4敗1分。

3度ダウンを奪った富施

◇バンタム級8回戦
富施郁哉(ワタナベ)[KO4回3分3秒]アピナット・クンチャエトン(タイ)
 日本バンタム級7位のサウスポー富施は5月、オーストラリアで地域王座戦に敗れて以来のリング。アウトボクシングの富施に対し、アピナットはスイッチを繰り返して狭霧を入れる立ち上がり。それでも富施は初回終盤、打ち終わりに左を合わせてタイ人にヒザをつかせた。

 2回以降は下がるアピナットを富施が追いかける展開。4回、富施がアピナットをコーナーに追い込み、連打を見舞って2度目のダウンを奪う。さらにボディ攻撃を浴びせてアピナットがうずくまると、立ち上がったものの戦意を見せることができなかった。富施は12勝2KO2敗。アピナットは4勝2KO4敗。

タイを倒した関根

◇S・ライト級6回戦
関根幸太朗(ワタナベ)[TKO2回25秒]キティポン・モンコンサワットカセム(タイ)
 日本S・ライト級15位の関根は7月の前戦で売り出し中の佐々木尽(八王子中屋)とダウン応酬のドロー。この日も早速、強打を爆発させ、右から左につなげて開始30秒でダウンを奪った。関根は一気にフィニッシュを狙ったが、ここからキティポンが粘って右ストレート、左フックを強振していった。しかし2回、関根が左を決めてキティポンを沈めると、主審がノーカウンタでストップした。関根は4勝4KO1分。キティポンは2勝2KO1敗。

◇フライ級6回戦
テンプル神原(DANGAN AOKI)[3-0(58-56、59-55×2)]髙根秀寿(角海老宝石)

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