April
24
Wednesday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

15°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 夢あきらめない世界ランカー石田匠 フィリピン選手を完封 松岡輝は3年ぶり復帰

夢あきらめない世界ランカー石田匠 フィリピン選手を完封 松岡輝は3年ぶり復帰

2022年12月11日 23時51分

 井岡ジムの「THE HEAT」と大成ジムの「三田から世界へ vol.20」の合同興行が11日夜、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場で行われ、メインのバンタム級8回戦は、WBA同級8位の石田匠(井岡)がフィリピンS・バンタム級5位のロニー・バルドナド(フィリピン)に3-0の判定で完勝した。

 セミファイナルのS・フェザー級8回戦は、日本ユース・フェザー級元王者の松岡輝(大成)が菅原秀馬(市野)に2回54秒TKO勝ちし、3年ぶりの復帰戦を飾った。L・フライ級6回戦では、尾崎優日(大成)がフィリピン・ミニマム級4位のクライデ・アザルコン(フィリピン)に2回1分51秒KO勝ちした。

完封勝ちの石田

◇バンタム級8回戦
石田匠(井岡)[3-0(80-72×3)ロニー・バルドナド(フィリピン)
 WBAバンタム級8位を筆頭に2団体で世界ランキング入りしている石田は初回から長身を利した左ジャブでプレッシャーを掛け、2回に左ボディーフックや右ストレートなどを入れてペース掌握。その後も左ジャブで距離を保ち、ワンツーからの左ボディーフック、右ストレートなどを再三決めた。

 だが、2018年3月に田中恒成(畑中)と対戦(9回TKO負け)経験もあるバルドナドは打たれ強く、大振りの左右フックで反撃するため、石田も詰め切れず、最終ゴングを聞いた。

 フルマーク採点勝利にも「相手のパンチは最後まで死んでおらず、むやみに行けなかった。流れの中で効かせられなかった」と課題を挙げた。石田は3連勝で35戦32勝(16KO)3敗、バルドナドは20戦15勝(9KO)4敗1分。

◇S・フェザー級8回戦
松岡輝(大成)[TKO2回54秒]菅原秀馬(市野)
 松岡はサウスポーの菅原に対し、2回に右ストレートでぐらつかせ、返しの左フックで倒して試合を終わらせた。19年11月以来の再起を果たして「練習で(実力を)取り戻すのに時間がかかったが、不安より高揚感が強かった。今後は決められた試合を一戦々々戦っていく」と決意を示した。松岡は25戦17勝(3KO)5敗3分け、菅原は11戦7勝(KO)4敗。

ホープ尾崎はデビューから2連続KO勝ち

◇L・フライ級6回戦
尾崎優日(大成)[KO2回1分51秒]クライデ・アザルコン(フィリピン)
 大阪・興国高、法政大でアマ実績を残し、今年9月にプロデビューしたサウスポー尾崎。1回から相手のパンチを見切り、右ジャブや左ストレートを好打。2回、相手の右アッパーをかわしざまに、カウンターの左ストレートで倒してテンカウントを聞かせた。「落ち着いて自分の戦いができたと思う。来年は何かタイトルを取れるように頑張りたい」と口も滑らかだった。尾崎は2戦2勝(2KO)、アザルコンは24戦17勝(5KO)6敗1分け。

Related article
関連記事