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海外識者が選ぶ “モンスター”井上尚弥と戦わせたいS・バンタム級の強豪

2023年1月15日 15時30分

 井上尚弥(大橋)は「S・バンタムに上げたら本当に気の抜けない戦いになる」と語っている。これはこの122ポンド(55.34キロ)級が国際的な注目を集める階級でもあるからだろう。実際、2人の無敗チャンピオンを筆頭にアメリカを主戦場にする選手がずらり。そこで今回はあちらのエキスパートたちに井上と戦わせてみたい強豪をたずねてみた。《ボクシング・ビート2月号より》

 モンスターのS・バンタム級進出に先駆けて、WBOは井上をバンタム級の「スーパー王者」に認定した。初のバンタム級4団体統一王者に輝いたのはもちろん、パウンド・フォー・パウンド・トップの一人であること、3階級制覇達成などの揺るぎない実績が評価されたのである。

 WBOのスーパー王者はWBAと異なり、優れたキャリアを送るボクサーが1階級上げた場合(あるいは下げた場合)に優先的に新階級の指名挑戦者の権利を得る。井上から転級の申請が出れば、S・バンタム級1位に据えられ、一定期間内に王者と対戦できよう。

 そのWBO王者はWBCも同時に持つスティーブン・フルトン(米)。ただしフルトンはPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)、井上は米国ではトップランクと契約と、プロモーターが異なるため、すんなり交渉がまとまる保証はない。加えてフルトンはWBC王座を吸収した相手で、すでにフェザー級へ進出したブランドン・フィゲロア(米)とWBCフェザー級暫定王座決定戦を行う話も出ていた。

 年が明け、WBCはフルトン対フィゲロア再戦の暫定戦を認めず、S・バンタム級の1位ルイス・ネリ(メキシコ)対2位アザト・ホバニシャン(アルメニア)による挑戦者決定戦と4位ダビ・ピカソ(メキシコ)対5位ライース・アリーム(米)による最終予選をオーダーした。

 一方WBAスーパー&IBF統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)は、IBF1位マーロン・タパレス(フィリピン)との指名試合がようやく実現に向かうことになった。両陣営は1月初めに予定された入札を回避して対戦に合意した。米国メディアによると4月上旬までに2年越しの対戦が日の目を見るとのことだ。

 アフマダリエフもPBC傘下のため、2冠を防衛しても即、井上と対戦するかは定かでない。S・バンタムに上げていきなり挑戦したいとまで言うモンスターだから、両王者の動向は常に気になるところである。それはそれとして、アンケート「井上と戦わせてみたいライバルたち」の回答を紹介していこう。
       *
ダグ・フィッシャー
(リング誌編集長)
スティーブン・フルトン
 「フルトンはリング誌のジュニアフェザー(S・バンタム)級1位で多くのアメリカのファンとメディアからパウンド・フォー・パウンド・ランキング入りの価値があると認められている。もし井上がフルトンを破ればアメリカ人たちから即座にリスペクトされ、リング誌の122ポンド(S・バンタム級)で1位のポジションが確定され、おそらく現在空位のリング誌ベルトを手にするだろう。..

 フィッシャー編集長ほか8人の識者が選んだ井上のライバル。選出の理由もあわせてお読みいただけます。記事全文は発売中のボクシング・ビート2月号に掲載しています。

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