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前世界王者の矢吹正道 IBF2位決定戦まであと9日 横浜スパー合宿で万全期す

2023年1月19日 19時21分

 前WBC・L・フライ級王者の矢吹正道(緑)が19日、横浜市の横浜さくらジムで練習を公開。同ジム所属の日本フライ級級12位、大保龍斗と6ラウンドのスパーリングを披露した。IBF同級8位の矢吹は28日、名古屋国際会議場で同7位ロナルド・チャコン(ベネズエラ)とIBF2位決定戦に挑む。

得意のジャブを打ち込む矢吹(左)

 試合まで10日という時期に出げいことは珍しいが、「地元(名古屋)で相手をしてくれる選手がなかなかいない」という矢吹は先週の神戸に続いて今週は横浜に出向いた。「ファイタータイプと練習がしたかった」ということでガンガン前に出る大保はぴったりの相手だった。

 両者は19年5月に対戦して矢吹がTKO勝ちを収めているだけに、大保は闘志満々で前に出た。矢吹もしっかり応じてシャープなジャブ、右カウンター、コンビネーションもを打ち込み、仕上がりの良さを感じさせた。

 28日に対戦するチャコンは28勝20KO1敗1分の31歳。矢吹は「10年前の映像しかないので何とも言えない」としながら、「カウンターの技術がある。ダニエル・マテヨン(キューバ=元WBA暫定王者)に2度勝ってるというから強いと思う」と対戦相手を評価した。

 その上で「自分は様子見をするとよくない傾向がある。前回の試合は距離が離れすぎていたので、多少もらっても距離を詰めていきたい」とも話し、カウンターに注意しながらもリスクを冒す覚悟も示した。

先週は神戸、今週は横浜

 今回の試合はIBFの2位決定戦で、4位マーク・ビセレス(フィリピン)と6位セジー・スガノブ(同)による1位決定戦が2月25日にフィリピンで予定されている。「最低あと2回勝たないといけないので先のことは考えていない」と矢吹。まずはベネズエラの強豪を倒し、王者シベナティ・ノンティンガ(南ア)挑戦に近づこうとしている。

 なお、横浜合宿は土曜日まで。大保のほか元OPBFミニマム級王者の小浦翼(E&Jカシアス)と6ラウンドのスパーリングを2度行う予定だ。

 また、28日のイベントがABEMAで無料生中継されることも決定。地上波では矢吹の地元、三重テレビが中継する。

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