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2023年1月20日 金曜日

日本S・バンタム級王者2度の古橋岳也が引退「35歳でやめると決めていた」

 前日本S・バンタム級王者の古橋岳也(35=川崎新田)が20日、川崎市内のジムで記者会見を開き、現役引退を表明した。古橋は先月26日、日本王座決定戦で2度目の日本タイトルを獲得したが、初防衛戦を行わずに18日付けで王座を返上していた。

左から新田会長、古橋、笠トレーナー

 古橋は「2016年に2度目の日本タイトル戦で石本康隆選手に負けて続けるか迷っているときに、35歳でやめると決めて再起した。2022年で35歳となったので現役を引退しようと思う」と語った。

 新田渉世会長は「タイトルを獲得して引退するのは他の選手にも失礼ではないか」と初防衛戦を行うよう説得したが古橋の決意は変わらなかった。“公約”を実行した形の古橋は「ズルズルやるのが嫌だった。終わりを決めたからエネルギーを注ぎ込め、日本チャンピオンに2度なれたと思う」と説明した。新田会長は「激闘の試合が多く、本人はそれを理由にしたくないだろうが、あちこちにけがもある」とも話した。

 古橋は16歳で川崎新田ジムの門を叩き、日体大在学中の07年にプロデビュー。翌年の東日本新人王決勝で、同門の片桐秋彦との同門対決で注目された。15年の日本タイトル初挑戦で小國以載(角海老宝石)と引き分け、2度目の挑戦は石本康隆に阻まれた。

 21年1月、王者の久我勇作に9回TKO勝ちし、3度目のチャレンジで日本王座を獲得した。3度目の防衛戦でWBOアジアパシフィック王者の井上拓真(大橋)に敗れて王座陥落。この年がラストチャンスだと思っていたため「世界への道が立たれたと思いどん底まで落ちこんだ」という。それでも昨年12月の王座決定戦で田村亮一(JB SPORTS)に勝利して2度目の日本王座に就いた。生涯戦績は40戦29勝16KO9敗2分。

 古橋は会見中、応援してくれた人に話が及ぶと涙を流して感謝の言葉を口にした。現在はJR南武線宿河原駅近くのビルで場所を借りてフィットネストレーニングを開催しており、「いずれはジムを開きたい」と将来の希望を語った。4月に開催予定の川崎新田ジム興行で引退式が計画されている。

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